2020 2月 良かった曲

2月の良かった曲です。

Swoodeasu - Thigh High Flavored Hot Pockets (Happy Thanksgiving!) [Prod. Prodbytobi]

ちょっと信じられないぐらいヤバい…初めて聞いたときマジで大きな声出してしまった… 本楽曲はTVアニメ「まちカドまぞく」の1シーンのセリフを幾度となく繰り返してヒップホップのビートにし、その上でラップしている。 以下が該当シーン。

www.youtube.com

もうそれだけで素晴らしいんだけどリリックもヤバい。

Thankful for the 2d’s and the maids

こんな素晴らしい歌詞から始まるラップある?僕も常に2Dとメイドさんに感謝してるから本当に歌詞に共感した。 色々素晴らしいけど。気に入った歌詞だけおいておくので気になったら聞いてみてね。。。

Yeah my girlfriend’s cute and I love her everyday

Spent the time to get away from being anime based

But I’ll always be stuck in my anime ways

Yeah your imouto she can still get swooped

All you senpai’s keep trying and that’s really cute

Swoodeasu - Nana

先ほどと同じくSwoodeasuの楽曲。これはなんとグーグル翻訳を使った歌詞で不自然なんだけど伝えようとしているのが感じてとても良い…。

(Pre-Chorus x2)

Anata wa watashi ga nani no tame ni kita ka shitte imasu

Dakara watashi wa anata o nomimono ni tsurete ikimashou

(Chorus x2)

Ooo ah ooo ah nana

Ooo ah ooo ah nana

Karera ga subete yori mo anata o aishite mimiashou

Jessie The Weeb God - Ecchi Gang

Lil Pump - Gucci Gangの替え歌。リリックがくだらなすぎて最高!

Dubble D racks on a new game

My waifu do love anime, ouu

I fuck a waifu, I forgot her name

I can't buy a waifu no wedding ring

Rather go and buy dragon maids

Kurosai - Yung Angel

わたてんの気ままな天使たちネタのビートでヤバすぎ!マジで何?

Jamie xx - SeeSaw

www.youtube.com ジャンルはわからないが、ドリーミーでトランス感のある楽曲。優しいシンセフレーズとぼやーっとした声がふかいところに連れて行かれそうになる。 疲れたときに聞きたくなる音圧と空気感。

Snoop Dogg ft. Pharrell - Drop It Like It's Hot

www.youtube.com だいぶ前から知ってる曲だけどなんか最近やたらハマってしまった…最初はダサいと思ってたメロディフレーズを今では求めてしまう。

Quantum Flux - Morphic Resonance

グルーヴィなハイテック!自分は結構カオスで無茶苦茶なのが好きなんだけど、Calabi Yau聞き始めてから180BPMぐらいのグルーヴィなやつも好きになってきた。 これは派手なフレーズは無い曲なんだけれど、ベースが静かに上下し続けるトラックですごい好み! 僕はらりくまさんの曲が好きなんだけど、その理由の一つにベースが上下しまくるっていうのがある。

Dj Mutante - Peste Chorreo

ガバディスコ新作! どれも良かったけど特に気に入ってるのがこのMutanteの新曲。 ガバディスコは矢継ぎ早にサンプルが展開される事によって、元の文脈から微妙に切り離されたキャラクターがウキウキとしてるのに、 本来の意図では動いていない…そんな感じの魅力が僕の中であるなあと再確認した一曲。 キックベースの音質もこれまでで一番好きだしサンプルの空気感もこれまでで一番好き。 でも特に好きなのはガバキックパートが鳴り響くなか5:08から始まるグラニュラー的なサウンド… ガバキックパートもオールドスクール感あって好きだな~

Virtual Riot - PN35 (Virtual Riot Remix)

↓の「同じサンプルを元に曲を作って、違いを楽しもう!」みたいなやつでVRが作った一曲。 www.youtube.com みんながチルなヒップホップ系のトラックを作ってる中、一人だけバッチバチのグリッチホップ?系のトラックに。 もちろん彼が作るベースも大好きなんだけどメロディのアレンジがステキですっげーハマってしまった。0:25から入るペポポみたいなメロディがすげーラブ

DJ Shimamura - New Life

レイヴブレイクス、結構もっと正統派ブレイクスのびーとに則った物が多いけどこれはアーメンがバッチリなっててベースも1991年ぐらいに流行ったベースだったりして最高。 フレーズに関してもレイヴクラシックとイタロハウスで99999回聞いた音だ!!!ってのが無限になだれ込んでくるのが最高。 そして個人的に超お気に入りなのはクラフトワークHome Computerがサンプリングされるとこ! The KLF - What Time Is Love?でもこの音はサンプリングされてていいアクセントになってるからブチ上がる。

Stazma The Junglechrist - Stern

スタズマの新曲! なんとなくAphex TwinのCollapse EPを思い出させるシンセと808系の音にかかる深いディレイが印象的な一曲。 ただしビートの複雑さと激しさは本当に素晴らしいもので、これとアーメンのあわせ技もすごい…。予約しなきゃ。レコードで買うかデジタルで買うか迷っちゃうな。

WE ROB RAVE - THE HOUSE DREAM

みんな大好きPzg & DubsknitのWE ROB RAVEシリーズ。このユニットの名前がWE ROB RAVEになったのかな? 新作の中でも特に好きだったのがThe House Crew - Euphoria (Nino's Dream Remix)ネタのこの一曲。 原曲のいい部分を余すところなく使いながらも現代仕立てのバッチリ現代仕立ての音になってるのがステキ。 ハーフビートになったり4つ打ちになったりと気持ちいい。

Selecta 5​-​7 - Original Dangerous

ジャングル。アーメンの刻みが好き! 定期的にポポポポポ↓と下がるスネアが入ってやりすぎなぐらいなんだけどそこでグルーヴ生まれてんのいいなあと思う。 最近気づいたけどピッチ上がるアーメンもいいけど、メインピッチより上がらないほうが好きかも。

DJ Hybrid - Underground Style (Lavery Back to 90Four Mix)

ジャングル。ブレイクビーツの種類とかベースの種類が途中から変わるタイプのやつで、こういう複数の音が切り替わることによってグルーヴが微妙に変わるの大好きなんだよなー! スピフリ先生の曲がたくさん聞くベースあって嬉しいのに近い感覚かも。

Cycheouts G - Move Your Bodhi

大好きなサイケアウツGの新作はミックステープ! 片面30分もないためかなーり聞きやすい一作品。ハウスサイドとジャングルサイドでどっちのサイケアウツも楽しめる美味しい作品でした。 個人的にはハウスサイドのほうが素晴らしく、Square Waveが途中からThe Prodigy - Out Of Spaceが乗るバージョンだったりして面白かった。

良かった画像

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2020 1月 良かった曲

2020年1月に出会ったいい曲です。

Calabi Yau - Come To Me Baby

めっちゃ好きなハイテックのアーティストであるCalabi Yauの新曲が正月のうちにリリース!!嬉しいぜ! 僕の好きな彼の曲であるSin Cityとかは展開の美しさがメインでメロディはほぼ皆無だったのに対して、こちらはメロディが素晴らしい。 前半はかなりわかりやすくメロディラインをリードっぽい音がなぞるんだけど、後半はその音は身を少し潜めて代わりに声ネタが呪文のように繰り返されるのが良い。声ネタが脳に刻まれていく感じがして気持ちいい。

Granular Material - QUANTUM REALM

未リリースハイテックだけど、リリースされたら2020ベストトラックの可能性がある曲…。凄まじすぎる。 上に乗ってるノイズ系の音とメロディ(?)が最強に好みなんだけど、途中で壮大なボーカルが入るのも最高。入るんだけど割と短い間にそれが終わって爆速のノイズに戻るのがかっこよすぎる…。

Fractaly Noise Vs Aquarius Orb - In Time

こちらも個人的にイチオシのFractaly Noiseの新曲が新年とともにリリース。 ちょくちょくキックが止まってつんのめる感じのリズムになるのが最高。 メロディが全然ないタイプで、かつベースが超絶上下する曲大好きなんだよな…

Granular Material - Probing Time

サウンドクラウドで見つけてすごく好きだったのに全然曲がリリースされていなかったGranular Materialの曲がリリースされたぞ!!嬉~~~! メロディない目のやつでピッチが変わりまくりうねるベースが最高。 結構ウワモノのノイズが特殊でキャラクターを作ってる感じがする。

DJ Mark C - No Remorse

いわゆるブレイクビートハードコアになるのかな? ブレイクビートの音質とかメロディが勢いありすぎてとてつもない。 安易なレイヴスタブをサンプリングしただけのメロディと違い完全に91年頃の狂ったメロディセンスを兼ね備えてて驚いた。 早回し声ネタが挿入されるところで他の音がガッツリ減ったりと91~92年を完全に理解してるハードコアで最高!

B2N - Everyone Thinks I'm High

これは去年の暮にでた曲。 言いたいことはほぼ上と同じ!メロディのパワーが完全に本物。

Sammy Virji - Ride It

2019年の楽曲。ジャンルはベースラインかな? ベースライン、オフミナのド派手なやつばかり聴いてきたということもありちょうどよい静かさだった。 ローパスフィルターが強めにかかってる1つの音のみで攻めていて、同じ声ネタが1/2小節ループで繰り返されているのが好き。 1/2小節ループ、2012年頃のハードテックでも多いしすごい好みのループの長さ。

Drama1 - Need For Love

www.kemetmusic.co.uk Kemet Recordsからよく出してるジャングルの人。すっげー音が綺麗で個人的にはビートは結構正統派をいってるイメージなんだけど、 サンプリングしているネタはすごいソウルフルでステキなアーティスト。 この曲もめっちゃソウルフルで好きだ…。

Mekuso - Obey 15000 Snare Drums

以前に比べてブレイクコアは聞かなくなってしまったが、相変わらずMekuso氏はヤバい… ビートもめちゃくちゃヤバいけど上モノがかなり支離滅裂で最高すぎる 裁断されたサンプルとアシッドの組み合わせが、パワフルすぎるブレイクビーツと歪みまくったキックと合わさって脳がぶっ壊れそうになる

96-glass - Black Cats Dominate Da Scene

96-glassさんの新曲!正確には去年の年末にリリースされてたんだけど、今年判定。 最初に僕の好きなエロゲのノラととサンプリングしててそれだけでアガったんですが、そこ以降もめちゃくちゃに最高。 跳ねるSwingな三連符?な感じのリズムのガバキックとアーメンで超陽気で楽しい感じ。 あんまりブレイクコア聴いてないので細かく言えないんだけど僕的にはすごく新感覚だったのですごく興奮しました。

Erule - Listen Up

www.youtube.com Roy Ayers – Everybody Loves the Sunshineネタのヒップホップ。ラップもいいけどトラックが超いい…。 シンプルにサンプリングするだけじゃなくてなんかいい感じの何らかの音が加わっててとても気持ちいい。 音楽の教養が無いのでなんの楽器かは一切わかりません。

Everybody Loves The Sunshine (Louis Futon Flip)

上記と同じRoy Ayers – Everybody Loves the Sunshineネタの曲。この曲に本当にハマってしまった… このリミックス、ジャンルはわかんないんですけどHaywyreと同じものを感じてすげースキだ…。

QUIZI A RHYME - LEFT & RIGHT

www.youtube.com 切ない感じのビートでスキ。「右も左もわからない俺と 右か左かわからない君が 二人この先ぶつからぬように互いが背を向け歩き出す」っていうワードセンスステキだ。

TIP - MOJI

Aphrodite GangのTIP氏による曲。 舐達麻も好きなんだけど個人的には彼の曲がすごいツボなのに昔のEP聴いてなかったので聴いてみたのだがこれががすごいぐっと来た。 怪しくダークなトラックと韻がすげー好み。

手をふる宮沢賢治 墓場の梵字 街の壁にはグラフィティ 神聖な言葉で埋めた耳なし芳一 一筆書き

↑ここがめちゃくちゃかっこいい…。 舐達麻のBADSAIKUSH氏とDELTA9KIDも参加しているRAIN MAKERもトラックが超かっこいい https://open.spotify.com/track/4Pq71PRdZAlAYHazDVVRH2?si=aiWZWuH7TyK3WMJBp6gaDA

BOOSHITも超かっこいい。普段舐達麻ではラップしないような明るいけど寂しいトラックでBADSAIKUSHがラップしててすごい新鮮。 こういう明るいトラックで男臭く、寂しいラップするのがちょっとキエるマキュウみたいでカッコイイ。 諦めて前向いて生きるしか無い、みたいな感じがして最高 https://open.spotify.com/track/5I7VJZuUit7quWNgr2qRnv?si=OobEBcsBTJeQgjz3Ow8Blw

Oyubi - APHRODITE

舐達麻のLifeStashネタのフットワーク。 ラップガッツリ乗るのかと思ったらAphroditeという部分とトラックの部分使ってて激シブいトラックに!

konore - 飢餓と宝玉

イントロの雰囲気とサビが超かっこいい…なんでカッコイイのかは僕にはわかりませんが… サビ入る直前に「ギャラークシー!」って入るのがなんかやたら気に入ってる。あとサビを2回繰り返す感じのもいい。これはOP用のエディットだからかな…?普通サビを2回繰り返すのって3番とかだよね。 歌詞もすごい好きなんだよな…

無限にハラペコだなんだって 救われてないじゃん 神様ってやつはいつまで愛を配んのさ ガリガリの体で頬張って ワンツースリー 命にゴング 倒せよ宿敵を

この歌詞、なんとなく本編がどういう話になるのか想像させて心が… 体験版、めちゃくちゃ良かったので超楽しみ。主人公が男性じゃなくて二人の女性なのでこれまでのギャルゲーが合わなかった人もハマるかも。 イベントCGとアニメーションが無茶苦茶な数になってるから半分アニメみたいになっててすごいです。

SAMONJI - 刀身をやさしくタップ♡

ソシャゲの曲。タイトルがいやらしいのでそういう曲かと思ったら僕が一番上がるタイプの早くないBPM+4つ打ちの打ち込みのアニソンだった。 ブチあがりすぎずちょうどよくテンション上がるサビですごい好き。

輝夜 月 - Dance With Cinderella !

www.youtube.com 輝夜 月さんの楽曲、最初のBPM変わりまくる曲聞いてたからそういうライブ映えする曲ばっかなのかな~と思ってチェックしてなかったんですけどこれクソかっけー!

どういうところが良いというのは僕にはうまくいえないんですけど、「サビがとりとめのないこと言ってる」「サビが盛り上がりすぎる感じじゃない」ってのがちょうどよくてしばらく聞きそう。 キャラソン等、キャラクターの口癖とかキャラクターのわかりやすい要素が打ち出されると、彼女らがそんな自分を自覚していると思わされて苦手になることが多いので、とりとめのない歌詞を2Dキャラクターが歌ってるの大好き。

こっちむいてこっち! ずっとぎゅっともっと! よそ見なんてやイヤイヤー!!

あんまり適切な感情に詳しくないので断言はできないんですけど、↑みたいな感情になることってほとんどなくないですか? こういう嘘くさいけれどキャラクターに依存してない歌詞を2Dキャラが歌ってるのが最も良い。

あと「踊ろう」みたいな歌詞やっぱ好き。 ラブソングとかでは全然共感できないけれど、DOTAMA feat.般若 - 本音の「しゃあDOTAMA フロアで踊んぞフォッ!!!」とか、「俺らはFUCK THE VIP 片手にビール直進フロアに」みたいな踊るの最高みたいな歌詞ではかなり共感してしまう みんなフロアで踊んぞッ!

高田ノブチナさんの誕生日

全然関係ないけど僕が最も好きなエロゲヒロイン”高田ノブチナ”さんの誕生日らしい。 僕はキャラの誕生日とか基本本当にどうでもいいんだけど、高田ノブチナさんは好きすぎるというか情緒とか色々本当に破壊されてしまったキャラクターだからすごく複雑な気持ちになった。 未だ高田ノブチナさんのどこが素晴らしいかは言葉にできない。 僕の中の家族に対する様々な思いが、はとさんの綴るテキストとその中で描かれる高田ノブチナさんの行動によって揺り動かされているのだけが唯一わかることである。 高田ノブチナさんが生まれてきて本当に良かった。ノラと幸せになってほしい。

2019 音楽とその他

あけましておめでとうございます!ボニボニアです。去年公開しようと思ってたのに2020年になっちゃった。

2019年に印象に残った音楽と、いろいろについて書きました。多分誤字脱字の修正とか追記とかすると思う。

 

 

2019年に聞いた音楽

2019年聞いた音楽の中で印象的なやつをピックアップ。2019リリースじゃないものも多々あり。

Gabberdisco

2019年はいい曲たくさんあったけれど僕にとってはガバディスコがいろいろな意味で印象的な一年であった。

The Speed Freak - Witch​-​In​-​A​-​Fridge

個人的に一番「ガバディスコとしての完成度」 が高いな、と思っているもの。
ハードコアテクノは様々なスタイルがあって、近年のメインストリームのものは壮大だったり、とにかくハードでカッコイイ!というものが多い印象なのに対して、ガバディスコは多くのサンプリングとマッシュアップをしてメタ的な部分含めて楽しくて(良い意味で)バカバカしい音楽だと思う。
本楽曲は前半では旋律的に美しくRay Parker Jr. - GhostbustersMichael Jackson - Beat Itマッシュアップされ、後半では片翼の天使がサンプリングされるという構成になっている。楽曲の明るさが極端すぎて合わなそうなのにここまでキレイにこれらの楽曲が交わるのは、サンプリングを通じてすべての音楽がフラットになっているから…と自分は解釈している。
そんなガバディスコのステキなところが詰められた傑作だと思う。

The Speed Freak - Muffinkopf

 同じくThe Speed Freakの傑作の一つだと思う。
前半でレイヴアンセムが大量に連発されたあとに最終的にゼルダの伝説のテーマソングになるという面白すぎる一曲。大好きなものが全部詰まってるからこんなの2019年ベストトラックになるに決まってる…。

 ガバディスコリリースにいつも参加しているMutanteの楽曲。リリース直後この曲は日本でも(一部の界隈で)いつもよりも注目された一曲だと思う。
NyanCatサンプリングなどのわかりやすさもさることながら、後半で完全に狂ったようなブレイクコアになるのがとても印象的。Mutanteはもともと意味不明なガバディスコ作ってたけど、今回は特に本領発揮という感じがして最高だった。

 

Hi-Tech

ガバディスコはイベントなど含めてとにかく印象深かったが、それ以外だとハイテックにハマった1年でもあった。
200BPM超えのトラックに特にハマっており、展開の無茶苦茶さとクリアな音に魅了された。
一応念を押しておくが、僕はハイテック有識者ではない。トップレベルに人気であるOxiDaksiやCrazy Astronautなどのトップアーティストにあまり僕は興味を示せておらず、あくまで一部のハイテックを最近知った程度である。
この記事ではあくまでハイテック及びサイケのことは詳しく知らない人間のおすすめ、として読んでほしい。

Hyperekplexia & MinDelve - Tech The Peyo [200]

どれが2019ベストハイテックかと言われると迷うが、間違いなく候補にあがるのがこれ。

 僕のおすすめの中では比較的BPMが緩やかで、メロディアスでわかりやすい。 そしてメチャクチャな展開でもないためとても聞きやすいと思う。2:20からのメロディがとにかく大好き。僕の中ではとてもワープ感あるメロディに感じられてとても気に入った。4:45からのメロディもビカビカとしたVJの映像が浮かんできそうで最高…。

Sick Noise Vs Jesus Raves - What Is On Your Mind (SpaceChimp Remix)

2019年聴いた音楽の中でいちばんの衝撃はこれかも。とにかく聴いてほしいのだけれど、ここまで「音楽の手のひらで転がされている」 感じがする曲は初めてだった。

こちらを試すかのようにBPMが上がってはゆっくりにもどり…というのをずっと繰り返す一曲。とにかく疲れるしグルーヴっていう意味では完全に崩壊しているから正直DJではかなり使いづらそうなのだけれど、そういうの抜きで本当にパワフルな一曲。

Calabi Yau - Sin City

 全然メロディのない一曲。個人的にメロディはあんまりないほうが好きなことが多いのでかなりちょうどよい。この曲のヤバいところは3:30からBPMが完全に崩壊するところ。体の中にあったグルーヴがきれいにバラバラにされて音楽にもっていかれそうになっているところに、また高速4つ打ちに戻るという展開が気持ちよすぎる。

このレーベルは一枚しかリリースしてないんだけど、どうやら近いうち新譜が出るっぽい。大好きなGranular Materialのクソヤバい新曲が入るっぽくて楽しみすぎる…↓きいてね
https://soundcloud.com/user-16508375/quantom-ralm-207-sample

SpaceChimp - A Misstep in Evolution 

一番好きなハイテックアーティストのSpaceChimpの一曲。音がクリアすぎる。
不気味なゲームのようなベルっぽい音と8bitサウンドがサンプリングのような形で切り貼りされる。恐怖サウンドなはずなのだがそれを手のひらで転がしているような、良い意味での「ハリボテ感」が個人的に大好き。タイトルも超良い…。ハイテックにはこういうのを求めている。

Narxz & MinDelve - Ultrasonic Kitten Blaster

大好きなMinDelveと比較的ハードコアよりのサウンドを作っているNarxzの合作。ハイテックにしてはありえないくらいメロディアスなんだけど、良い意味で安っぽく他に全然ない雰囲気。全編通して統一感あるメロディなんだけれど同じフレーズは繰り返されず、本当に飽きない7分20秒。ノイズサウンドも超かっこいい。
曲としての好みや衝撃は他の曲のほうがあるが、これは本当に聴いてて飽きないしちょうどよく疲れないため多分2019年一番聴いたハイテック。

 

ジャングル

ジャングルも結構聴いた一年かも。これも有識者ではないということを忘れないでください。なんとなくであってよかったな~ってやつがジャングル多かった。

Sully - 368ft High & Rising

ジャングルにおいて一番の衝撃はSullyだった。特にこの曲にはハマって、明るいけどどこか寂しい、空の上のような曲。
ディレイを含めた空間処理とサンプリング感がヤバい。2:39からの静かになってディレイ要素を強く感じるところがとてつもなく好き…。僕の想像上での「雲を突っ切って雲の上に到達したとき」のような情景が浮かぶ。僕はすごく空に憧れがあったのだけれど、初めて飛行機に乗って雲の上に行ったときに僕の求めていた空はそこになくて、あくまで地上で想像した存在しない空を求めているだけだったのだが、偶然にもその感情にシンクロした楽曲で本当に気に入っている。美しい。

Sully - Vacancy

Sullyからもう一曲。Sully個人レーベルの曲。↑の曲よりも観念的でディレイ感の強調が凄まじい。

この曲はハイハットのグルーヴとアーメンのグルーヴがちょっと違ってて、それが並走しているのがすごく好き。ただしとてつもなく暗いので聴くときにパワーが要る。

Digitalisも超美しいのでぜひ聴いてほしい。なんかゲームのクリスタルのステージみたい。

FOTH - Sound of the Jungle

ダンサブルな曲のほうが好きなのにきれいなのばかり紹介しててちょっと申し訳ないが…これもとてつもなく衝撃的だった。

メロディのフレーズの雰囲気が、僕が入眠するときに見る世界に一番近いすごく優しく美しくい温かい音で、聴くとホッとする。こちらもアーメンの音がかなり加工されてディレイなどの効果で何度も迫りきて気持ち良い。

同じEPに入ってるTouch My Cheddarもヤバい。友達が「偽りの虹のようなメロディ」と言ってたんだけどまさに同じ感想を持っている。

RIFFZ - Everybody Say

複雑すぎないアーメン、表拍重視の声ネタ、ぽんぽんしたベース(91年のハードコアテクノによく鳴ってるあれ。名前がわからん…)などの要素がてんこ盛りで、ラガジャングルとは違う方面でとてとパワフルな一曲。

この曲もヤバいけどアルバムが全部とてもいい曲だから正直全部聞いてほしい…。エモ目フットワークジャングルNot U (ft. PZG)やフットワークとガバの間の子?1 Moar Gabba、突然ドンクベースがなるJunkyhopping 3000など様々なスタイルの楽曲が入ってて超お得。とても面白いはず。

Simply Dread & General iYRO - Ghetto Red Hot

ジャングルというかラガコア×ラガテック?Super Cat - Ghetto Red Hotネタのジャングルベースのブレイクコアからラガテックになる曲。どっちのパートも超クオリティ高くて違和感なくシームレスに変化するのがすてき。

Murderbot - Purple Skunk

ワイパさんに教えてもらった曲。12年前!!

ファンクとかソウルとかそういう感じのジャングルないかな~とか思ってたときに教えてもらってドンピシャだった。もちろん純粋なラガジャングルとかも好きなんだけどこういうソウルフルなサンプリングは特に惹かれる。

他の曲も全部良いのでぜひアルバム全部買って通して聴いてほしい。Junoで買えます。

https://www.junodownload.com/products/murderbot-ruff-in-the-bunny-fizness/1352154-02/

ヒップホップ 

何度もしつこいですがこれも有識者じゃないです。

舐達麻 - LifeStash

2019年一番聴いた曲はもしかしたらこれかも。年のはじめから今までずっと聴いてる。

3人の言葉選びもフロウも全部がかっこよすぎるが、何よりもヤバいのはこの逆再生を軸にしたトラック…。本当に度肝を抜かれた。逆再生→チョップしたものに加えてベースが乗ってて他に見ない空気感に仕上がっており、本当に凄まじい。その時のマインドによって上がったり落ち着いたりと、聞こえ方が全然違うのが個人的にハマる要因の一つだった。僕の生きる世界とは全然違う世界の歌なのだけれど、ひどく傷ついたときに聴いてなぜか励まされたりした楽曲で僕の2019に欠かせない一曲。

大人気アルバムGODBREATH BUDDHACESSも本当に全部良かったが、LIFE STASHとSpace BallとEndless Rollが特に良かった。全曲コメントつけたいぐらいだが、長くなるので割愛。Space BallはStella Donnelly - Mosquitoをチョップしててその間がよく、Endless Rollはフックが舐達麻で一番好きで、それを3人で歌ってるから最高。Mosquito、歌詞が微妙にエッチだけどなんとも言えない切なさで良いのでこれも聴いてほしい。サンプリングっていいなあ。

釈迦坊主 - Black Hole feat.Sleet Mage,Kaine dot Co,Tohji

僕がトラップ系を聞けるようになった原因の一曲。歌詞が宇宙っぽいのが好きでメロディも怪しくて好き。「お前はチワワに服を着せる」←最高
Tohjiさん、どうやらうちの高校の後輩だったらしいのだが、その影響もあり歌詞の指している情景が脳裏に浮かびやすくて大変気にいった。大使館たくさんあるんですよね。

Sweet William - Sky Lady feat. Jinmenusagi Itto & kiki vivi lily

https://www.youtube.com/watch?v=FAy3IQvHT4Y

めっちゃおしゃれなやつ。僕はあんまり日常っぽくない歌詞の曲が好きなんだけどこれは日常っぽいやつ。

星の見える夜 ロマンティックな曲
硝子の森 ここは摩天楼
風の香りですらも素敵でしょ
そんなテーマを歌っているよ

↑かっこよすぎる。ここを聴くためにこの曲を聴いているようなところがある。オシャレなトラックにこのワードチョイスなのが素晴らしい…

DJ RYOW - all green feat. 唾奇

https://www.youtube.com/watch?v=mwfgMm2RGNk

唾奇による死んでしまった友人に送る歌だとか。
トラックが超気にいってて、ピアノがリズムに合わせてストップする感じ(語彙力なし)が超好き。
一歩踏み出そうとする曲、いいですよね。

KIKUMARU - Again & Again feat. RepYourSelf

ゆったりしたビートと肩の力が抜けたフロウが好きで、春にこれを聞きながらたくさん散歩したのでとても印象に残ってる。

Lil Pump - "Pose To Do" ft. French Montana & Quavo

https://www.youtube.com/watch?v=57wNUKzBOVo

Lil Pumpよく知らないけどめっちゃハマった。魅力語るには僕の語彙力が乏しすぎる…なんかハマったとしか言えない…

Denzel Curry - WISH (feat. Kiddo Marv)

https://www.youtube.com/watch?v=pEZDFv6DNQU

 英語よくわかないので歌詞はわかんないんですけどトラックのサンプリングとベースが超好きでめちゃくちゃ聴いた。BB & Q Band - Genieをサンプリングしてるんだけど、なんか超魔術的な曲なんだよな…

 

その他

ピンキーポップヘップバーン - P!NGPONG QUEST

2019年出たオタク系の曲で一番好きだったかも。アーメンとかアナスタシアシンセが乗ってる200BPMぐらいの超速い曲。歌詞があんまり意味分かんないのが本当に好き。

あたしの熱いバーチャル活動!

ピンクるバーチャルPPH
ピンクるミラクルPPH
てぇてぇエモい世界のクエス
ピンキーポップヘップバーン御来光
テンパるメンタルHit Ran Attack!
がんばるメンタルHit Ran Attack!
今宵またきみのそばにいさせて

こんないい歌詞あるのかよッ…御来光って言葉、意味はよく分かんないけど響きが気持ち良い。またサビの最後に突然昔のJ-POPにありそうになるのもカッコいい。
一曲通しても韻踏みまくっており、口に出すとすごい気持ちいいというのもあり、何度も聞きたくなる。

PVも無茶苦茶に良い。彼女が努力してお金ためたり人気になったりしてモデルがアップグレードされたりとサクセスするという内容の曲で、8bitっぽいアニメーションと3Dのダンス映像が組み合わさったものになっている。最初のサビでは表情筋がなく、白黒の世界にて無表情で踊っているのに、2番のサビでは稼いだお金ですべてがアップグレードされ、ピンクベースの世界できれいな質感で表情付きで踊っており泣ける。

バーチャルリアル - あいがたりない(feat. 中田ヤスタカ

https://www.youtube.com/watch?v=FAy3IQvHT4Y

TVアニメ「バーチャルさんはみている」オープニング曲(第7話~第12話)。アニメの方は途中で見るのをやめてしまったので文脈とかはなにも言えないのだけれど、曲については本当に気に入ってしまった。

中田ヤスタカサウンドはジャンルの100%のエッセンスを掴めているわけではない印象なんだけど、うまく自分のサウンドと結びつけててすごい。

メロディもとても良いのだが、歌詞が特に気に入ってる要因。

おかえり いつもいるよ
怒ったり しちゃダメだよ
泣いたり してもいいよ
止めない 逃げてもいいよ

どういう曲なのかはよくわかんないんだけど、↑のパートで「ダメ」なぐらいやさしいのがなんか気持ち悪い心地よさがあって聴くのをやめられない。

Kizuna AI - AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)

こちらもバーチャルさんは見てるのOP。本編については前述の通り。
これも同じように歌詞が本当に気に入ってる。僕は中田ヤスタカの歌詞が好きっぽいな…。

サビの「ちゅめて ちゅめて」というよく意味わからんけどかわいい響きのワードが、後半で「すべて 夢で」という韻で回収されるのが美しすぎる。子供っぽくて意味のないワードかと思ったら、純粋な思いがそこにはあったのか、と感嘆するような…。まあこれは勝手に僕が思ってるだけだけど。

あと映像が素晴らしい。近年バーチャルに関するコンテンツが非常に人気になっている中、このPVはバーチャルの存在と人間の存在が楽しくダンスしている映像なのだが、テクノロジーと表現の限界によってやはり画面という壁を超えることができない断絶があるという要素を映し出しており、とてつもない寂しさを僕は感じた。最初は現実世界にモニタがあり、そこの中にキズナアイさんというバーチャルの存在が映るという形の表現をするのだが、最後の最後で一瞬「ついに現実世界とバーチャルの彼女が同一世界に存在できたか…?」と思わせる演出がある。しかしカメラが引くとそれは逆に現実世界をヴァーチャルの世界から映したモニタでしかなかったという、やはりどちらの方向からも壁があるという事実を突きつけられる感じの映像になっておりとても切ない。

そんな中でもインタラクティブなアクションをとろうとするのも健気だし、この壁をいつか破壊しようという思いも感じる。

↑これは勝手に感じてるだけ

コーロまちカド - よいまちカンターレ

https://youtu.be/lr4Dkwoims0?t=74

個人的に一番アニソンっぽい曲だった。

かなえてよ
全開だわ タイヤ背負う いっぱい
Warning まだ 危機管理エンジョイ
とりどり咲いた色 キャンバス駆け抜け


Sunset だわ 考えてばかりじゃ
そう 前へ!
ほら どんな色だって夢かさねて
もっと遊ぼうね

この曲も多分歌詞がカオスだから好き。でも最後に「もっと遊ぼうね」というこれ以上にない純粋な願いで締まるので泣ける。映像込みで。

 このアニメは本当に素晴らしかった。最後が不意打ちだった。僕はこういうのに弱い。

柊かえ - ガジェットはプリンセス

https://www.youtube.com/watch?v=rFBcgVmxbL0

Re:ステージ!の楽曲。作曲がsasakure.ukさんなのがずるい。中学生の時sasakure.ukさんの曲ずっと聞いてたからそういう部分がかなり反応してるんだと思う。Future Bass的なハーフテンポのグルーヴとJ-CORE的な4つ打ちのグルーヴが切り替わるのが良い。とにかくメロディが好み。

Luke Warm - Brockley Spears

Luke Vibertはやっぱ天才だなあと思った曲。ジャンルはヒップホップに入るのか…?ちょっと何もわからん。サンプリングベースで原曲の良さというか暖かさを一切殺さずに作っているのを感じる。
太めのサイン波ベースが安心感あり、自然に一瞬3拍子になったりと超テクニカルな一曲。ばりすいで最初に紹介した曲。

Deformer & FFF - Lose Your Mind (feat. Shaydie)

 ジャングル作りそうな二人の組わせのハードコア。

四つ打ちの1991年っぽいハードコアテクノから始まり、キックがガバキックになりブレイクビートハードコアにもなるというありそうでなかった全部のせの一曲。びっくり楽曲賞。

2 Bad Mice - Hold It Down (HUD Rerub)

 2 Bad Miceネタ。ハードコアに先祖返りしたハウスって感じで最高!

pengaton - Good Time 

フットワークだが荒々しさが少なく超丁寧でテクニカルな一曲。メロディアスだから多分インターネットの人好きそう。実際サポーターはよく見るアイコンばかり。

pengaton、オシャレ感とダンサブル感の塩梅がかなり独特ですごく気に入ったのでたくさん曲買った。

Matt Whitehead - A Is For Acid (Perc Redux)

アシッドテクノ?アシッドがユニゾンしててめちゃくちゃビビった。こんなのありなのかー!!メロディが怪しすぎてもうこれだけで2019年のトップ楽曲に仲間入り。アシッドテクノ全然持ってないけどいつかかけてみたい。

Maruwa - Cloudburst

ふわふわなアシッドハウス?あんまり疲れない心地の良いブレイクビートが軸のハウスが好きなんだけれど、それに優しいアシッドが乗ってて最高になっちゃった。ヘビーじゃない曲を聞きたいときにこれをよく聞く。フィルターでイン/アウトしてる音もすてき。

Maruwaは完全にわかっている人の音をしていて、31 Secondsもとても最高…。

Shadow Dancer - Matta (Album Version)

打って変わってダークなアシッドトラック。ジャンルはマジでわからん…。非4つ打ちでちょっとノリが普段聞く曲と違うこともあってよく聴いた。ねっちょりアシッドがかわいい。

NMESH - Mall Full of Drugs

NMESHさんはVaporwaveの人らしいのでその流れの楽曲っぽいが、ジャンルはよくわからん…確立されているジャンルなのだろうか?これはガッツリビートが乗っていてヒップホップっぽいし、実際歌詞が乗る。

かなり不安でダークなメロディが乗っててそこが最高なんだけど、途中からかなり怪しげなラップが乗り始めてそこからも超最高で本当に衝撃的な一曲だった。

他人が勝手につけたPVも超カッコイイので是非見てね。

nano神社 (✪㉨✪) - Welcome Aboard (Feat. waterfront dining)

 ↑と同じく、Vaporwaveにビートが乗ったやつ。シャカイチさんがミックスで使っていて本当に度肝抜かれた。偽りの夢みたいな感じがしてすごい心地よい…

UZI & ZONE​-​33 - SPACE TRIBE

2019年は高速化していないハードテックであるいわゆるトライブも聴いたのだけれど、ハマるきっかけはこの曲。

バウンシーでクリアでラウドなキックが最高。前半はバウンシーなリズムなんだが後半ではストイックな4つ打ちになって、「One Shot, One Kill」という声ネタが呪文のように続くのが良い。トライブは良い意味で地面タイプっぽい音で超最高。踊るのに向いている。

Teknambul - Sylenth

トライブは色々あるけれど、個人的にはメンタルトライブのようなダークなものよりもバカっぽいか、感情がなさそうなやつがすきで、これはドツボだった。BPMも早いし。

トライブすごく好きだけれど、近代のクリアなキックのやつが好きなので今の所昔の曲にハマるかわからない。もう少しdigっていく必要がある。

Rhythm Storm Vs Pita Atip - X​-​Kape From Da Back

トライブ。キックのピッチがめちゃくちゃ変わり、こんなのアリ!?となった。純粋な4つ打ちよりもトライバルなリズムのほうが好きかも?Crystal Distortion - House 2000がフィルにサンプリングされたりしていてトライブへのリスペクトを感じる。

Pattern J - Krush'N'Drums

Pattern Jのフレンチコア×クロスブリードスタイルの楽曲。結局ことしはこれだけだったな。。。もっと出してほしい。 220BPMなので爆速で気持ち良い。

 

2019年良かった音楽のはなしはこんな感じ!

 

 

 

就活

就活をした。始めるまでは本当に嫌だったけど始めてみたら案外僕は楽しかった。大きいところも小さいところも半々ずつ位受けたんですが、小さいところは最終面接でほぼ確実に社長が出てくるのが良かった。

見る業種にもよると思うが、社長になる人は流石に普通の人と一味違うと言うか、人を見る目があるんだなというのを感じたのが面白かった。大企業は何もせずとも学生がよってくるのに対して、中小企業/ベンチャーは必死に採用しようとしてくるというところもあって心象は中小企業/ベンチャーのほうがだいぶよく、僕のことをだいぶ深く理解理解してくれようとしているのを感じた。

これから就活する人はできればぜひ中小企業/ベンチャーも受けてみてほしいですね。

 

RTA

2019年の頭はRTA動画を見るのにひたすらハマった。正確にはRTA走者の生放送を見るのにハマった?

就活中は不安な気持ちがやはりあった事もあって、クリエイティブな活動に集中できなかった。だからこそ完全に受身の姿勢で楽しむことができる実況者を見るのは面白かった。特にRTA走者を見るのは面白くて、何度も同じステージを繰り返しているのを見る過程で彼らがどういう目的でこういう行動をしているのか、というのを見れて面白かった。

またRTA走者は非常に向上心が強いというのも素敵だった。常に自分の結果に満足せず、より正確な操作を求め、より最新のルートを探求し続ける姿は心を打つものがあった。

RTAのイベントに実際に足を運び生でRTAを見るのはとても良かったのでまたやっていきたい。

 

ゲーム

例年に比べてゲームを多くした。と言っても、Switchのゲーム(ブレスオブザワイルド、カービィスターアライズ、FE風花雪月、ポケモン)ばかりだけれど…。

これまで据え置きゲーム機を購入してこなかったから、僕にとっては結構大きな決断だったかも。ただしこれはとても良い決断であった。

ブレスオブザワイルドは本当に魅力的なゲームだった。こんなにドキドキしたゲームは本当に久しぶりで、幼稚園の頃に友達の家で「ジャックXダクスター 旧世界の遺産」というゲームをプレイしたときの記憶を蘇らせた。どこに強い敵がいるのかもわからないし、いつ道具が壊れるかもわからない。ただ漠然とした目的の中で遠い地を目指す…そして最後はスタートの時点で見えていた明らかに恐ろしい城に足を運び入れるというすべての流れにとても感情移入した。

ここ数年は色んなゲームをやってもあくまで「ゲームの中の世界」として消化していたが、ブレスオブザワイルドは心の底から感情移入し、一歩ずつ一歩ずつ世界を広げていけたから圧倒的な感動体験であった。

おそらく今プレイし直しても十分に楽しいであろうことがすでにわかっているからポケモンが落ち着いたらまたやり直したい。続編がとても楽しみだ。

 

おいしいもの

2019年は美味しいものを食べる喜びを強く感じれるようになった。 ごはんがおいしかった!!!!最高!!!

 

TOKYO GABBERDISCO

未だ全く消化しきれていない。慣用句の「夢のような時間だった」ではなく、比喩表現として「夢のような時間だった」。

オタクの表現で恥ずかしいけれど、タイムテーブル込みで余りに完璧だったためまるでアニメを見ているようだった。アニメの世界は閉世界だからこそ尊く、純粋無垢で、不変で絶対的な美しさがあると思うんだけど、僕の中ではそれに匹敵するぐらいあの時間は完璧で理想な時間だった。

ここ4年ぐらいで一気に多くの人と関わるようになったんだけれど、その中で出会った大好きなみんなが集まってくれて、しかも朝から晩まで僕と同じようにずっとみんなが踊り続けてくれたのはみんなが僕と同じ感覚を持ってくれていたってことを目の前で証明されるような感じで、4年間がすべて結びついたような感覚だった。

スピフリ先生は僕にとってほんとに最も素晴らしい完璧な存在だったからこそ、今回のパーティで色々と喋って彼も僕らと同じ人間なんだな、と強く感じることができてよかった。中学時代の僕にとってDJ SHARPNELさん、DJ TECHNORCHさん、Loctekさん、スピフリ先生は本当に全員神に等しい存在で僕らとは同じ地球の人じゃないぐらいの気持ちだったんだけど、嬉しいことに彼らとお話する機会をここ数年で一気に獲得できたため、彼らはもちろん素晴らしいクリエイターなのだけれど普通の人でもある、という事実を実感できたのは僕の大学4年間における大切な経験だったかもしれない。

散漫とした文章なのでいずれまた追記するかも。

 

総括 

2019年の総括だけど、大学の4年の総括という感じの年だった。
僕は大学でサークルに入らなかったという事もあっていわゆるキャンパスライフ的なのは一切謳歌できなかった。でも僕にとってはほんとうにすてきな4年間だったと自信を持って言える…!

今年から社会人になるけどみんなよろしくな!

【備忘録】2019年 1月~2月中盤に聞いた曲

別に2019年リリースの音源というわけではなく、最近聞いた良かった曲です。

以下一覧! 

 

舐達麻 - LifeStash

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間違いなく今年入ってから一番聞いてる曲。久しぶりに以上に何度も聞きまくるヒップホップに出会いました。逆再生を軸に作られたトラックがほんっっとーにかっこよくて何度聞いても飽きない。

G-plantsのワードセンス、声色、韻の踏み方が特に好みで憧れる…自分からとても遠い人種なんですが。声がかっこいいおっさんになってラップしたい。

 

舐達麻 - FLOATIN'

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上記と同じく舐達麻の新曲。Bjorkとかnujabesの曲でも使われているネタだが…元ネタはよくわかんないです。

リリックが自分にとっては現実味がないのがすごい素敵…夜に道を歩きながら聞きたくなる。フックの1小節前から入るピアノがすっげー好きで、フックのG-plantsも最高で飽きないですね。。。

LifeStashもFLOATIN'も配信済みですのでぜひ買ってみたりSpotifyで聞いてみたりしてくださいね。新アルバム楽しみ。

 

 ついさっき知ったばっかのインストヒップホップを作っているアーティスト、bryZone_ybpの楽曲。正直全曲すごい好みなのであんまり一曲おすすめするのもアレなんだけど…是非聞いてみてほしいです。正直詳しくないのでチルくて最高としか言えない…。

個人的に嬉しいのが一曲あたりの長さがきちんとあることです。いわゆる「ローファイヒップホップ」に分類される曲は2分以内の楽曲が結構おおく、そこだけ自分は残念だったのでそこをカバーしている点でとても良い。じわじわとリリース購入していきたいです。

 

Aries, Fleck & Sheco ft David Boomah - My Sound (Jstar Remix)

割とジャングルとかやってるアーティストのJstarのゆったり目トラック。これ、ジャンルレゲエになってるんですけどレゲエなんですか?あんまり聞いたことないタイプのトラックでめっちゃ好きだし非常に個性的に感じる。

怪しいベースサウンドに8bitっぽいサウンド、ダブっぽい処理、すごい好みでした。探せば似たような音源にもっと出会えるかな…?今年も良い出会いに恵まれるといいな。

 

2 Bad Mice - Hold It Down (HUD Rerub)

2 Bad Miceの名曲Hold It Downネタハウス!!!良すぎィ!!これフリーとかやばすぎる、絶対にDLしたほうがいいです。ナウいヤングには多分Kill The Noise - Lose Ya Loveネタといえば伝わるのだろうか…!

バッチバチなハウスというわけではなく、ブレイクビーツが乗っかりラフな感じの音なのがすごい好み。

 HUDは最近リリースペースも早いしフリーの多いので是非チェックしてみてくださいね。

*追記

 暗黒神話さんのこのツイートの表現がすごくしっくり来たので追記しておきます!歴史的にはありえなそうな先祖返りという感じがしてすんごい良いんですよ…こういうカオス感が好きです。

 

The Prodigy - Timebomb Zone (Nicky Allen Remix)

知る人ぞ知るブレイクビートハードコア等をリリースするNicky Allenの楽曲。彼の曲はどれもわかりやすくブレイクビートハードコアしてて1992年ごろのハードコア・テクノファンは好きな人が多そう。

この曲は個人的に最高で、アホなフーバー連打からの怪しく1991年間あるベースライン、以上にピッチの上がった女性ボーカルともう好きな要素がつまりまくっていて、良い意味でとっちらかり狂ってる感じが1991年っぽくて好き~!ブレイクの入れ方とかは正気に戻ってる感じするけど…。3:08からとかはフーバーのドカドカリズムに声ネタも乗っかりドッカドカです。サイコー!!!!!!!!

まあ元の楽曲が良いというのも大きいとは思います。良くも悪くも普通のThe Prodigyって感じですが僕は好きですよ!

 

Azealia Banks - Liquorice

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フォロワーさんにLoneネタということで教えてもらいました。

Lone - Pineapple Crushに女性ボーカルがのってるだけなんですが、ま~~~良いですね。Loneの独特な雰囲気を残したままシャバくなっててブチ上がります。

AZEALIA BANKSは言動とかで?なんかアンチも多いらしいんですが言語がわからないので自分は普通に好きですね。212とかサイコー!

 

Haywyre - Let Me Hear That

去年もベストに入れたHaywyreの新曲!やんべ~~~~~~~~~~~~!!!語彙力がないのでやばいとしか言えね~~~

普段こういうメロディアスな曲聞かないのでメロディについては上手に言及できないのが辛いっすね…。タグがMaximum Funkとなっているのですが、確かに重厚なシンセサウンドと細かい打ち込みとサウンドの処理をしたデジタルなファンクというかんじがする。おすすめっす!!頼む聞いてくれ!!!頼む!!!

 

SLUMBERJACK & Machine Age - Daggers

めっちゃ偶然知った曲。ジャンルはわからん!!なんかギターが入ってるダブステップの流れの音楽みたいなノリに感じるけど、いわゆるダブステップっぽいベースは入ってないです。普通にメロディがすきなんですよ!ドロップ一発目で入ってくるギターがちょーかっけ~!

 

Pattern J - Krush'N'Drums

すでに今年一番良いフレンチコアになりそう!!最近のPattern Jは220BPMという早めのBPMにハイがガッツリ出てる超歪んだキックと、きちんと裏拍感のあるベースでかなり最高です。

 

JKLL & Kriptonic - Last Day Of Surrender

オタク特有の嘘に思われそうですが、リリースした瞬間まじで声出ました。だってあのKriptonicがJKLLと組んで新曲出してきたわけだから!

Kriptonicはスピフリっぽいフレンチコアという点で好きだったんだけどこの曲ではそういったスピフリっぽさはちょっと鳴りを潜め、純粋にサウンドが良いフレンチコアに。

正直一時期のフレンチコアは全然好きじゃなかったんだけど最近のは音も展開も以前とは違うベクトルで好きになって来ているのでまたチェックしていきたいかも。JKLLは来日もするので楽しみですね。

 

郭富城 - 對你愛不完

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今年入ってから聞きまくってる曲。ポップミュージックにはあまり詳しくないので気の利いたこと言えないんですが、全体的に当時の音の雰囲気が好きで、特にこれはメロディが好みでした。サビがめっちゃアツい…!ダンスも覚えやすいのでサビのダンスは覚えてたまに部屋で踊ってます。あとスネアドラムのリバーブ感が最高!

 

真田アサミ/沢城みゆき/氷上恭子 - 恋する(?)カフェテラス

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DUPの3人の曲。デ・ジ・キャラットですね。これはラジオのエンディングだったのかな。デ・ジ・キャラットの曲は元気いっぱいな曲が多いのですが、これは普通になんか女の子っぽい(本当の女の子を知らないので、これは漫画知識です)あわ~い雰囲気になっています。トラックが聞きやすくて、疲れてる帰り道とかに聞いたりします。

 

 

とっちらかった文章で失礼しました。後でまた追記するかも。また2ヶ月ぐらいしたらこうやってまとめていきたいですね。1年でまとめちゃうと最初のやつどうしても忘れちゃうし…。

2018年の曲と、思い出とか

今年はベスト25作るほど音楽聞いていないのですが、それでもひっくり返されるような曲にはたくさん出会ったのでメモ書き程度に書いていきます。同時にいろいろな思い出とかも湧いてきたのでそっちも書いていこうかなっとおもいます。

 

 

 良かった曲16選

G Jones - Understanding The Possibility

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今年一番「こんなんアリ!?」ってなった曲です。Beatportでは「Leftfield Bass」というむちゃくちゃな場所に放り込まれている曲。かなり実験的なサウンドを盛り込み、これでもかと細かいエディットとサウンドを詰め込んでいて、クオリティ、アイディアともにびっくりさせられた。

いわゆるセカンドドロップに入る直前にBPMが落ちてノイズのみになり、その後ビルアップが入るという何じゃそりゃ!という展開には本当にびっくりさせられた。こんな無茶苦茶な展開でありながらもフェス系のダンスミュージックとしては十分に機能する展開でもあるという、まさにいいとこづくしなトラック。

あとから2017年リリースのG Jones & Eprom - Hysteriaを知り、こっちも相当むちゃくちゃで気に入ってます。アシッドをこんなにキレイになじませられるのかという衝撃と、セカンドロップ入る直前にBPMがめちゃくちゃ上がる展開、100点満点です。

 

Heavy Systems, Inc - Hardcore On The Floor 

 Nu Skool Raveとかに分類されそうなブレイクビートハードコアの流れをにある楽曲。唐突に對你愛不完が始まるフリースタイルさに僕はかなりレイヴの魂を感じて本当に気に入ってしまった。これはアルバム通して全部ジャングル/ブレイクビート/Nu Skoolとして良いと思うので聞いてみてほしいです。

Heavy Systems, Inc.、チョップ/スクリューをメインとしたvaporwaveを意識した楽曲も多く、そんな中でレイヴクラシック周辺のサウンドも取り入れている数少ない(唯一?)のアーティストで非常に面白い。正直ジャングルもvaporwaveも全然詳しくないのでなんとも評することはできないのだが、Elemental 97というレーベルから出していたNo Country For Oldskoolという楽曲も唐突にスクリューしたサウンドが始まりすごい印象的でよかった…。

 

ZillaKami & SosMula - SHINNERS 13

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ラップは日本語ラップしか興味なかったんですが、トラックや雰囲気が良くてなんか中毒的によく聞いてるトラック。ラウドで怖いラップです。PVも犯罪しまくってて大丈夫なんですか?となる…。がいかにも「悪いです!!!」って感じのベースと声、リリックがクセになる…。

フックが「One for the gang, two for the fame Three for the name, four to the grave」とおぼえやすく、しかも悪いのがカッチョいいです。

 

Salena - Cruel Noir

今年はSalenaさんが未リリースの音源を集めたSerial Fragmentsをリリースしたり、コミケにて新譜をリリースするなど、おてんばチルドレンにとって本当にありがたい年でした!特にロリガバ主催のコンピJaycore InvasionやSalenaさんの待望の新アルバムBlack lilyに収録のCruel Noirは本当に、本当に純粋にかっこよくて唸らされました。

サンプリング元の楽曲QUINTINO - BAWAH TANAHMaggot baits(18禁、閲覧注意)のハードボイルドな声ネタが完璧すぎるほどにマッチしており、正直この曲のためにあるんじゃないかと感じるほど…。ドロップのスクリーチメインのフレーズもサンプリングされていますが、Salenaさんのオリジナルベースも入り混じり本当にハードでクールなハードテックに仕上がっております。

その後もダークめなゲームのBGMや切ないテーマソング、セリフが折り重なり、一曲で大きなストーリーを感じさせる、まさに「ゲーム自体の雰囲気のリミックス」という印象を抱かせる展開で100点満点です。

自分は陵辱が本当に苦手で故にMaggot baitsがプレイできないのですが、こんなにハードボイルドなセリフは陵辱ありきの世界のほうが映えるんだろうな、というのが想像させられて強くならねば…と感じました。

 

Pattern J - Rule The Wonderland

昔はフレンチコアを追っていたのですが、Radium - Le Fake以降のフレンチコアのキックベースや展開はあまり自分にとって心地の良いものではなく、Pattern JやThe Masteryあたり以外のアーティスト以外はチェックをやめていました。

しかしここに来てPattern Jが本当に予想外かつドツボなトラックをリリースして大変びっくりしました。それがこのPattern J - Rule The Wonderland。Pattern J自身は本楽曲についてbandcampのページにて「220bpm FrenchTempo track for the Looney.」と述べています。強烈に歪んだアタック感のあるアップテンポ気味のキックと、どういう処理をしているのか全く理解できないような低音の塊がある裏拍のベースが、ガッツリフレンチコアのグルーヴを感じさせるトラックになっています。

そして何よりもサンプリングが最高で、ジャケットやLooneyという言葉からも分かるようにカートゥーンを思わせる楽曲がサンプリングされおり、その激しいキックベースとの組み合わせが本当にかっこいい…。またフィル的に唐突にSkrillex - My Name Is Skrillexの1フレーズがサンプリングされたりと個人的に嬉しい要素がいっぱいです。

 

Chryzis - Do it

僕にとって2018年のベストアーティストはChryzisでした。ガバディスコは基本的に全部好みだけどネタのチョイス、サウンド、展開ともにナンバーワンだと思います。

ガバディスコ、名前に「ガバ」とついていますが、メインとなるサウンドはあくまで「ハードテック」です。これはbandcampのバイオグラフィにも書いてあるのですが、たまに勘違いしてしまいがっかりなさる方もいるので…。これまでのガバのファンからしてみるとがっかりされてしまうかもしれないんだけど、個人的には本当に素晴らしいサウンドだと思うのでぜひ聞いてほしいなと思っています。

そんなガバディスコでおそらく一番聞きやすいのがこの曲なんじゃないかなと思います。ガバファンなら誰でも知っている名曲、Dj Weirdo & Dj Sim - Go Get Busyと同じネタで、個人的にはこれのガバディスコリミックスという印象。2018年らしいサウンドにアップデートするだけでなく、展開も王道ながら熱い展開で極めてクオリティが高い。このピアノは泣いちゃうから良くないね…。多分一生聞く曲の1つなんじゃないかなと感じるぐらい僕にとっては良い曲でした。

 

Chryzis - XXX​-​Mess

結局僕が最も好きなのは極めてハッピーでポップなハードコアなんだなって強く実感した曲。Chryzisの楽曲はもうどれも大変素晴らしいのだが、これはネタのチョイスが僕好みすぎた。UndertaleのBonetrousle(パピルスの曲ですね)が流れた時点でびっくりして笑っちゃったんだけど、その後ニコニコ動画で流行ったdaniwellPのNyanyanyanyanyanyanya!が流れてきたときに衝撃と感動が打ち寄せてきて、笑いながら涙を流してしまった。Nyanyanyanyanyanyanya!は本当に好きで、Pattern Jが新アルバムのteaserとしてSorry For Your Neighboursを公開した際に、Nyanyanyanyanyanyanya!のフレンチコアが含まれていて大変興奮すると同時に、これがジョークでリリースされるものでないと知ったときは大変落胆した。そんなずっと前から待望していたNyanyanyanyanyanyanya!がメインに据えられたハードコアがついに!予期せぬ所から現れて、本当に嬉しかったです。

またこの曲は常時クリスマスっぽいシャン♪シャン♪シャン♪シャン♪みたいな音がなってるのも個人的に良い…この音すごい好きなんですよね。クリスマスはどうでもいいのですが、デ・ジ・キャラットではPARTY☆NIGHTにこの音を載せただけのエディットがワンダフル版でも、にょでも流れるのでそういう思い入れがあります(高速詠唱)

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Chryzis - Draw Me Like One Of Your French Girls

またChryzisか!と飽きている人もいるかも知れない。大変申し訳無い。でもこの曲を紹介せずにはいられない。それは少なくとも文字上のガバディスコというジャンルに最も近い音楽がこれなんじゃないか、と僕が感じているからです。

これまで紹介してきたChryzisの楽曲は基本的に「ネタが僕好みであった」という点が強く、ガバディスコの大きな特徴の一つである大量のネタを1曲に詰め込むという点では若干弱いところがあります。しかし本楽曲はそれを十分すぎるぐらいに達成した曲で、冒頭からa-ha - Take On Meという大ネタをドロップ。もうこれだけで十分にインパクトが強いわけですがおもむろにBPMが下がったかと思いきやハードスタイル。それだけじゃ飽き足らずこのあと200BPM程度に戻りおもむろにSidney Samson - Riversideのガバが始まる。こんな曲、他に誰が作り、誰が思いつくんだろうか?という無茶苦茶すぎる展開なのに謎の説得力があるガバディスコの傑作の一つだと感じています。

これ、いくら文章で書いても全く説得力ない…。自分の語彙力、表現力の低さが悔しい。本当に聞いてほしい。

 

Loctek - Summer CarnivaL

この曲がサウンドクラウドにアップロードされたのは僕が島根に兄と旅行に行っているときで、朝にホテルから海を眺めていたときであったことを強く覚えています。この曲はそういったシチュエーションも含めて僕にとっては非常に印象的で刺さった曲でした。

爽やかなサイケトランスから始まり、ボイスサンプルのカットアップの心地の良いグルーヴ、BPMが変化しハードテックパートではAirのBGMである夏影 -summer lights-相対性理論 - 夏の黄金比と夏のサウンドを詰め込んだ構成。Loctekさんの曲はハッピーなトラック多いけれどこの曲はそれに爽やかさが加わり、青空が似合う一曲に仕上がっているなと感じました。

  

Eptic - Hold Me Back

あまりダブステップはチェックしないのですがEpticのベースは好みだったのでチェックしていたら、なんと2010年みたいなベースのダブステップがリリースされてしまいめっちゃびっくりしました…。何が良いってただ当時の音をなぞるだけでなく、2018年のミックススキルと2018年っぽいベースも時折織り交ぜていることによって、2018年らしい進化も感じさせられるところです。

こればかりは完全に老害で申し訳ないのですが、自分は2010年ぐらいのDoctor Pっぽい音が大好きなので嬉しいサプライズでした。DiscipleのMyroもMyro - Playaオールドスクールダブステップっぽい音源をリリースしていますし、やはりこの時代の音源のファンは多いんですね。

 

toby fox - ルードバスター

Undertaleの続編?のDELTARUNEのサントラ。ゲームプレイ中にこの曲を聞いて衝撃を受け、サントラが出たら絶対に買うぞ…!と決めました。ごめん、僕はメロディとかについてはよくわからないので語らないでおく。

ただ一つどうでも良い記憶として、これを日本語版で買うか英語版で買うかはすごい迷った記憶がある。英語版と日本語版で別れてうっていて、違いはタイトルだけなんだけど、このときはとにかく日本語タイトルが魅力的に感じて、オリジナルを買うべきか、日本語版買うかでめちゃ迷いました。結局日本語版買いました。なんかすごい日本語タイトルってかわいいなって思った。

 

Ceephax Acid Crew - Fossil Funk

ブレイクビーツメインのビートにM1ピアノ、アシッドの組み合わせが最高。僕はあまりドラムマシンから出るドラムの音が好きではなくて、アシッドテクノもそういう理由であまり聞いていないのですが、ブレイクビーツメインのレイヴクラシックやヒップハウスを思わせるビートにアシッドは本当に良い。そういう意味だと去年リリースのACID田宮三四郎のYO YO GET FUNKYは僕が求めていたトラックですごい嬉しかった…。

Ceephax、正直ありがちなアシッドテクノのイメージが合ってぜんぜんチェックしてなかったので他の音源も好きなやつはすごい好きそうなので今後はチェックしていきます。

 

RepYourSelf - Shall We Dance

今年は自分好みの日本語ラップも少しずつdigっていたのだが、なかでも特に印象に残ったのはRepYourSelfの楽曲。トラックがオールドスクールな感じで本当にしっくり来る。リリックも男らしい感じで超好き…。

ただなぜかキックの音量が異常に小さいのが気になる…。波形を確認するとキックのところでサイドチェイン的な効果がかかっているのだが、その割にキックの音が小さくて違和感がある。またボーカルの音量が少し大きい印象もあり、ミキシングには改善の余地があるのでは、という印象。

しかしそんなマイナス点も気にならなくなるようなトラックやラップの良さに惹かれました。PVが公開されているLOUDはミックスもすごく良かったので是非チェックしてほしいです。

 

Flamingosis - You Were Meant For Me

疲れたときによく聞くFlamingosis。ヒップホップなのかな?全曲フリーなのでとりあえずぜんぶきこ!!

Flamingosisの曲は割と等しくチルくて好きなんですが、基本的にふらーっと聞き流すことがほとんど。でもこの曲は大好きでタイトルをチェックして何度も何度も一曲をループしてしまった曲。特に1:46からのベースが大好きなんだよな…。

ちなみに他にはI don't really care、 Saturday Night Feverの2曲が気に入ってます。特に前者はなんだか優しい気持ちになります。

 

Haywyre - Square One

この曲に関してはメロディが大好きというのがあまりに大きいです。この曲は僕に大きな安心感を与える曲で、心と脳みそがつかれたときに夜道を散歩しながら聞くLuke Vibert - I Love AcidやBUDDHA BRAND - Funky Methodistにならんで長くお世話になりそうな曲だな、と感じています。あんまり詳しくないんですがビブラート??が聞いたリードが気持ち良い…。最近はサイケアウツの影響もありシンセのピッチの揺れがすごい好きになっています。

Haywyreはグリッチホップ時代からメロディがすごい好き。Haywyre - Back and Forthとかは間違いなく2013年ベストトラックでした。ぜひ聞いてみてください。

 

ЯeaL - 未来コネクション

アニメポケットモンスター サン&ムーンのOP。聞いた瞬間からお気に入りだったんだけど、このOPが使われる最終話にていい感じのシーンで使われてもうその瞬間に涙ボロボロでした。OPの映像、歌詞が全てつながった感動でとても気に入った。トリガーアニメあるある…。

これに関しては思い出補正というのは全く否定しません。アニメポケットモンスター サン&ムーンを視聴してください。

 

今年聞いた昔の良い曲

恥ずかしながら2018年に知った2018年より前の楽曲とか。

これは短いコメントのみで!

 

FPI Project - Back To My Roots (HUD Refix)

みんな大好きFPI Project - Rich In Paradiseのハウスリミックス。 気持ちよいハウスのグルーヴに。

 

Phatworld - Zengagirls (ft. Hannah Richardson)

Phatworldの曲をきちんと全部聞いたのは多分今年。変なベースも好きだけどアタック感強いシンセで跳ねるようなリズムのメロやってるとうれしくなる。

 

Superior Cornrows - HEADSHOT ft.Creature 

変なベースのやつ。声ネタ、ベース、キックのリズムの抜き差し及び応酬がすっごいきにいってて特に傑作だな、と感じてる。

 

Shade k - Keeps Pumpin

ブレイクス。エンベロープで開いていくローパスフィルタのおかげでアタック感がないベースが良い。

 

Turntable Actor Chloroform - Saw Blade Acid
 

アシッドテクノ?ひたすらワンフレーズを繰り返すだけだけどすごい好きなフレーズ。Turntable Actor Chloroformの曲全体的に好き。

 

Algorithmic- Ctrl+Alt+Dread

謎の立体感があるジャングル。正直そんなにアーメンブレイクへの思いがあったわけじゃないんだけど、これで完全にアーメンブレイクの質感とベースの間柄みたいなものを意識させられた。

 

Baby Demo- Nah Run

上の曲の入っているリリースの2曲目。ふわーっとした空気感のシンセと深いディレイのかかったラガボイスがいいかんじ。ベースやアーメンの刻み方のパターンがいくつかあってそれが全部いいんだよね…。

 

Fusion - Truth Over Falsehood (Dramatic Remix)

シャカイチさんのミックスで知った曲。これもアーメンとベースの立体感が個人的に超好み。あとサンプルのディスコ??みたいなかんじのが良い…。シリアスすぎない曲が好きですね。

 

Dramatic - So Satisfied

Redlight - Coca Cola Bottle Shapeと同じネタで音質が新し目ですごい好き。

 

Round Wave Crusher - Medusa (She Did Nothing Wrong)

千石撫子さんのテラー。キレてる美少女(二次元)が好きです。演技良すぎる…。WW06のときにこれ流れたときマジでテンション上がりすぎて人生終わりました。撫子のことは助けてくれなかったのに…ッ!!!!

 

Ino Hidefumi - Love Theme From Spartacus

チルいヒップホップ。

 

Fearofdark - Star Dance

チップチューン?ドラムとかは生音の打ち込みぽいやつ。アルバム全部良くてかろうじて一曲あげるならこれ。メロディとディレイが良いです。

 

妄想研究所 - 添い寝フレンドが手コキフレンドになるまで

え?

 

High Island - ネット通話で女の子に風俗用の精液作らされちゃうボイス

え?

 

High Island - 添い寝屋で床オナさせてもらうボイスドラマ

え?

 

2018年を振り返って 

今年は個人的には本当に良い年でした。

Denpa SamplerやRound Wave Crusher、Apin 17などのあこがれの人たちの来日、Jaycore Invasionで多くのJ-CORE(Jaycore!?)ファンとの交流などいい意味で自分らのことを見直して再定義できるような年だったなと感じます。

また界隈としても「Tekno Kronikle」「Sound of Funky」「Dugem Advance」などの若手中心のパーティの発足及び成功によってかなり未来が明るいな、と感じて非常にわくわくする年でした。

またありがたいことにボニボニアとしてのDJブッキングも増えていろいろ好きな曲をかけさせていただきました。正直なところ、ボニボニアというのは僕の感情を吐き出すためのアカウントでしかなくて、基本的にしょうもないことしか言ってないのにブッキングいただくのはちょっと申し訳なかったのですが…でも全部全力でプレイさせていただきました。どうでしょう、みなさん楽しんでもらえたのかな…?僕は特にアーティストというわけではないので自分の世界観の披露、というのは特にやるつもりはないんですがだからといってお客さんの好みに合わせるために自分を抑えるのも辛いので、今後も僕が自由にやっても大丈夫だけど、僕のプレイがそのパーティに良い影響を与えそうなのであればぜひお声がけください。

Digという点に関していうと、今年いろいろ呼ばれたのにもかかわらずだいぶ浅かったかな…と反省しております。昔の音源は今もよくチェックするのですが、最新音源をあまりにチェックしていなかった…。これはあくまでいいわけですが、今年はとにかく前に進むような出来事が多く、あまり自分の好みなどに向き合っていなかったのかな、と感じています。ただついこの前bandcampのトップセールスなどをジャンルごとに見ていったら意外と面白かった…!のでbandcampに絞ってチェックしていくのもありかな…?と感じております。

なんやかんや、今年は交友関係が大きく広まった年なのかなと思います。来年もよろしくおねがいします!

2016 ベスト25

はじめに

もたもたしてたら2017年になってしまいましたが2016のベストトラックたちを公開します。1~25まで番号書いてあるけど特に意味ないので気にしないでください!

意外と長くなっちゃったんでとりあえず曲リスト書いておくので、気になる曲名コピペ→ページ内検索でコメントだけ読むとかしちゃってください。

 

☆2016 BEST 25

1, 中恵光城 - レイル・ロマネスク
2, Loctek - No Party for the Cat
3, DJ Snake & Yellow Claw - Ocho Cinco
4, JOYRYDE - THE BOX
5, Seek N Destroy - Wrap Stars
6, DJ Oguretz - Power (Ant To Be Remix)
7, goreshit - more rage​!​!
8, madmaid / hollow in the jungle
9, Operator S x Lux One x Daniela Rhodes - 24 Hours
10, Akamu & Abelation - Neuron
11, G-Buck - B.O.B.
12, Rawtek - Killa Sound
13, Dubloadz - What's Poppin? VIP
14, Wiwek & Alvaro - Boomshakatak Feat MC Spyder (Willy L3 Remix)
15, Aki - Kishi men
16, Gizmode - Shave Me Baby (Gotta Getta Crew)
17, The Speed Freak - Boombox (Mat Weasel remix)
18, Tanukichi - GET UR FREAK ON 2016
19, Loctek - Makiwari Kitchen Danmetsu Nidan
20, Lieber Bitter SampLinger - Re-Construction EX.001
21, lolicore_souko - KissMe!
22, 96-glass - loli disaster
23, P2PHARUHi - Connector
24, Suara - 星灯
25, Shisto - Far Away (ft. Skull King)

 

☆番外編 ベストマッシュアップ
るか・もな・どたま・しょうげん・わん from AIKATSU☆STARS! - Hey! WINNERS

 

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