2019 音楽とその他
あけましておめでとうございます!ボニボニアです。去年公開しようと思ってたのに2020年になっちゃった。
2019年に印象に残った音楽と、いろいろについて書きました。多分誤字脱字の修正とか追記とかすると思う。
- 2019年に聞いた音楽
- Gabberdisco
- Hi-Tech
- ジャングル
- ヒップホップ
- その他
- ピンキーポップヘップバーン - P!NGPONG QUEST
- バーチャルリアル - あいがたりない(feat. 中田ヤスタカ)
- Kizuna AI - AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)
- コーロまちカド - よいまちカンターレ
- 柊かえ - ガジェットはプリンセス
- Luke Warm - Brockley Spears
- Deformer & FFF - Lose Your Mind (feat. Shaydie)
- 2 Bad Mice - Hold It Down (HUD Rerub)
- pengaton - Good Time
- Matt Whitehead - A Is For Acid (Perc Redux)
- Maruwa - Cloudburst
- Shadow Dancer - Matta (Album Version)
- NMESH - Mall Full of Drugs
- nano神社 (✪㉨✪) - Welcome Aboard (Feat. waterfront dining)
- UZI & ZONE-33 - SPACE TRIBE
- Teknambul - Sylenth
- Rhythm Storm Vs Pita Atip - X-Kape From Da Back
- Pattern J - Krush'N'Drums
- 就活
- RTA
- ゲーム
- おいしいもの
- TOKYO GABBERDISCO
- 総括
2019年に聞いた音楽
2019年聞いた音楽の中で印象的なやつをピックアップ。2019リリースじゃないものも多々あり。
Gabberdisco
2019年はいい曲たくさんあったけれど僕にとってはガバディスコがいろいろな意味で印象的な一年であった。
The Speed Freak - Witch-In-A-Fridge
個人的に一番「ガバディスコとしての完成度」 が高いな、と思っているもの。
ハードコアテクノは様々なスタイルがあって、近年のメインストリームのものは壮大だったり、とにかくハードでカッコイイ!というものが多い印象なのに対して、ガバディスコは多くのサンプリングとマッシュアップをしてメタ的な部分含めて楽しくて(良い意味で)バカバカしい音楽だと思う。
本楽曲は前半では旋律的に美しくRay Parker Jr. - GhostbustersとMichael Jackson - Beat Itがマッシュアップされ、後半では片翼の天使がサンプリングされるという構成になっている。楽曲の明るさが極端すぎて合わなそうなのにここまでキレイにこれらの楽曲が交わるのは、サンプリングを通じてすべての音楽がフラットになっているから…と自分は解釈している。
そんなガバディスコのステキなところが詰められた傑作だと思う。
The Speed Freak - Muffinkopf
同じくThe Speed Freakの傑作の一つだと思う。
前半でレイヴアンセムが大量に連発されたあとに最終的にゼルダの伝説のテーマソングになるという面白すぎる一曲。大好きなものが全部詰まってるからこんなの2019年ベストトラックになるに決まってる…。
Dj Mutante - Click Link For Dick Pic
ガバディスコリリースにいつも参加しているMutanteの楽曲。リリース直後この曲は日本でも(一部の界隈で)いつもよりも注目された一曲だと思う。
NyanCatサンプリングなどのわかりやすさもさることながら、後半で完全に狂ったようなブレイクコアになるのがとても印象的。Mutanteはもともと意味不明なガバディスコ作ってたけど、今回は特に本領発揮という感じがして最高だった。
Hi-Tech
ガバディスコはイベントなど含めてとにかく印象深かったが、それ以外だとハイテックにハマった1年でもあった。
200BPM超えのトラックに特にハマっており、展開の無茶苦茶さとクリアな音に魅了された。
一応念を押しておくが、僕はハイテック有識者ではない。トップレベルに人気であるOxiDaksiやCrazy Astronautなどのトップアーティストにあまり僕は興味を示せておらず、あくまで一部のハイテックを最近知った程度である。
この記事ではあくまでハイテック及びサイケのことは詳しく知らない人間のおすすめ、として読んでほしい。
Hyperekplexia & MinDelve - Tech The Peyo [200]
どれが2019ベストハイテックかと言われると迷うが、間違いなく候補にあがるのがこれ。
僕のおすすめの中では比較的BPMが緩やかで、メロディアスでわかりやすい。 そしてメチャクチャな展開でもないためとても聞きやすいと思う。2:20からのメロディがとにかく大好き。僕の中ではとてもワープ感あるメロディに感じられてとても気に入った。4:45からのメロディもビカビカとしたVJの映像が浮かんできそうで最高…。
Sick Noise Vs Jesus Raves - What Is On Your Mind (SpaceChimp Remix)
2019年聴いた音楽の中でいちばんの衝撃はこれかも。とにかく聴いてほしいのだけれど、ここまで「音楽の手のひらで転がされている」 感じがする曲は初めてだった。
こちらを試すかのようにBPMが上がってはゆっくりにもどり…というのをずっと繰り返す一曲。とにかく疲れるしグルーヴっていう意味では完全に崩壊しているから正直DJではかなり使いづらそうなのだけれど、そういうの抜きで本当にパワフルな一曲。
Calabi Yau - Sin City
全然メロディのない一曲。個人的にメロディはあんまりないほうが好きなことが多いのでかなりちょうどよい。この曲のヤバいところは3:30からBPMが完全に崩壊するところ。体の中にあったグルーヴがきれいにバラバラにされて音楽にもっていかれそうになっているところに、また高速4つ打ちに戻るという展開が気持ちよすぎる。
このレーベルは一枚しかリリースしてないんだけど、どうやら近いうち新譜が出るっぽい。大好きなGranular Materialのクソヤバい新曲が入るっぽくて楽しみすぎる…↓きいてね
https://soundcloud.com/user-16508375/quantom-ralm-207-sample
SpaceChimp - A Misstep in Evolution
一番好きなハイテックアーティストのSpaceChimpの一曲。音がクリアすぎる。
不気味なゲームのようなベルっぽい音と8bitサウンドがサンプリングのような形で切り貼りされる。恐怖サウンドなはずなのだがそれを手のひらで転がしているような、良い意味での「ハリボテ感」が個人的に大好き。タイトルも超良い…。ハイテックにはこういうのを求めている。
Narxz & MinDelve - Ultrasonic Kitten Blaster
大好きなMinDelveと比較的ハードコアよりのサウンドを作っているNarxzの合作。ハイテックにしてはありえないくらいメロディアスなんだけど、良い意味で安っぽく他に全然ない雰囲気。全編通して統一感あるメロディなんだけれど同じフレーズは繰り返されず、本当に飽きない7分20秒。ノイズサウンドも超かっこいい。
曲としての好みや衝撃は他の曲のほうがあるが、これは本当に聴いてて飽きないしちょうどよく疲れないため多分2019年一番聴いたハイテック。
ジャングル
ジャングルも結構聴いた一年かも。これも有識者ではないということを忘れないでください。なんとなくであってよかったな~ってやつがジャングル多かった。
Sully - 368ft High & Rising
ジャングルにおいて一番の衝撃はSullyだった。特にこの曲にはハマって、明るいけどどこか寂しい、空の上のような曲。
ディレイを含めた空間処理とサンプリング感がヤバい。2:39からの静かになってディレイ要素を強く感じるところがとてつもなく好き…。僕の想像上での「雲を突っ切って雲の上に到達したとき」のような情景が浮かぶ。僕はすごく空に憧れがあったのだけれど、初めて飛行機に乗って雲の上に行ったときに僕の求めていた空はそこになくて、あくまで地上で想像した存在しない空を求めているだけだったのだが、偶然にもその感情にシンクロした楽曲で本当に気に入っている。美しい。
Sully - Vacancy
Sullyからもう一曲。Sully個人レーベルの曲。↑の曲よりも観念的でディレイ感の強調が凄まじい。
この曲はハイハットのグルーヴとアーメンのグルーヴがちょっと違ってて、それが並走しているのがすごく好き。ただしとてつもなく暗いので聴くときにパワーが要る。
Digitalisも超美しいのでぜひ聴いてほしい。なんかゲームのクリスタルのステージみたい。
FOTH - Sound of the Jungle
ダンサブルな曲のほうが好きなのにきれいなのばかり紹介しててちょっと申し訳ないが…これもとてつもなく衝撃的だった。
メロディのフレーズの雰囲気が、僕が入眠するときに見る世界に一番近いすごく優しく美しくい温かい音で、聴くとホッとする。こちらもアーメンの音がかなり加工されてディレイなどの効果で何度も迫りきて気持ち良い。
同じEPに入ってるTouch My Cheddarもヤバい。友達が「偽りの虹のようなメロディ」と言ってたんだけどまさに同じ感想を持っている。
RIFFZ - Everybody Say
複雑すぎないアーメン、表拍重視の声ネタ、ぽんぽんしたベース(91年のハードコアテクノによく鳴ってるあれ。名前がわからん…)などの要素がてんこ盛りで、ラガジャングルとは違う方面でとてとパワフルな一曲。
この曲もヤバいけどアルバムが全部とてもいい曲だから正直全部聞いてほしい…。エモ目フットワークジャングルNot U (ft. PZG)やフットワークとガバの間の子?1 Moar Gabba、突然ドンクベースがなるJunkyhopping 3000など様々なスタイルの楽曲が入ってて超お得。とても面白いはず。
Simply Dread & General iYRO - Ghetto Red Hot
ジャングルというかラガコア×ラガテック?Super Cat - Ghetto Red Hotネタのジャングルベースのブレイクコアからラガテックになる曲。どっちのパートも超クオリティ高くて違和感なくシームレスに変化するのがすてき。
Murderbot - Purple Skunk
ワイパさんに教えてもらった曲。12年前!!
ファンクとかソウルとかそういう感じのジャングルないかな~とか思ってたときに教えてもらってドンピシャだった。もちろん純粋なラガジャングルとかも好きなんだけどこういうソウルフルなサンプリングは特に惹かれる。
他の曲も全部良いのでぜひアルバム全部買って通して聴いてほしい。Junoで買えます。
https://www.junodownload.com/products/murderbot-ruff-in-the-bunny-fizness/1352154-02/
ヒップホップ
何度もしつこいですがこれも有識者じゃないです。
舐達麻 - LifeStash
2019年一番聴いた曲はもしかしたらこれかも。年のはじめから今までずっと聴いてる。
3人の言葉選びもフロウも全部がかっこよすぎるが、何よりもヤバいのはこの逆再生を軸にしたトラック…。本当に度肝を抜かれた。逆再生→チョップしたものに加えてベースが乗ってて他に見ない空気感に仕上がっており、本当に凄まじい。その時のマインドによって上がったり落ち着いたりと、聞こえ方が全然違うのが個人的にハマる要因の一つだった。僕の生きる世界とは全然違う世界の歌なのだけれど、ひどく傷ついたときに聴いてなぜか励まされたりした楽曲で僕の2019に欠かせない一曲。
大人気アルバムGODBREATH BUDDHACESSも本当に全部良かったが、LIFE STASHとSpace BallとEndless Rollが特に良かった。全曲コメントつけたいぐらいだが、長くなるので割愛。Space BallはStella Donnelly - Mosquitoをチョップしててその間がよく、Endless Rollはフックが舐達麻で一番好きで、それを3人で歌ってるから最高。Mosquito、歌詞が微妙にエッチだけどなんとも言えない切なさで良いのでこれも聴いてほしい。サンプリングっていいなあ。
釈迦坊主 - Black Hole feat.Sleet Mage,Kaine dot Co,Tohji
僕がトラップ系を聞けるようになった原因の一曲。歌詞が宇宙っぽいのが好きでメロディも怪しくて好き。「お前はチワワに服を着せる」←最高
Tohjiさん、どうやらうちの高校の後輩だったらしいのだが、その影響もあり歌詞の指している情景が脳裏に浮かびやすくて大変気にいった。大使館たくさんあるんですよね。
Sweet William - Sky Lady feat. Jinmenusagi Itto & kiki vivi lily
https://www.youtube.com/watch?v=FAy3IQvHT4Y
めっちゃおしゃれなやつ。僕はあんまり日常っぽくない歌詞の曲が好きなんだけどこれは日常っぽいやつ。
星の見える夜 ロマンティックな曲
硝子の森 ここは摩天楼
風の香りですらも素敵でしょ
そんなテーマを歌っているよ
↑かっこよすぎる。ここを聴くためにこの曲を聴いているようなところがある。オシャレなトラックにこのワードチョイスなのが素晴らしい…
DJ RYOW - all green feat. 唾奇
https://www.youtube.com/watch?v=mwfgMm2RGNk
唾奇による死んでしまった友人に送る歌だとか。
トラックが超気にいってて、ピアノがリズムに合わせてストップする感じ(語彙力なし)が超好き。
一歩踏み出そうとする曲、いいですよね。
KIKUMARU - Again & Again feat. RepYourSelf
ゆったりしたビートと肩の力が抜けたフロウが好きで、春にこれを聞きながらたくさん散歩したのでとても印象に残ってる。
Lil Pump - "Pose To Do" ft. French Montana & Quavo
https://www.youtube.com/watch?v=57wNUKzBOVo
Lil Pumpよく知らないけどめっちゃハマった。魅力語るには僕の語彙力が乏しすぎる…なんかハマったとしか言えない…
Denzel Curry - WISH (feat. Kiddo Marv)
https://www.youtube.com/watch?v=pEZDFv6DNQU
英語よくわかないので歌詞はわかんないんですけどトラックのサンプリングとベースが超好きでめちゃくちゃ聴いた。BB & Q Band - Genieをサンプリングしてるんだけど、なんか超魔術的な曲なんだよな…
その他
ピンキーポップヘップバーン - P!NGPONG QUEST
2019年出たオタク系の曲で一番好きだったかも。アーメンとかアナスタシアシンセが乗ってる200BPMぐらいの超速い曲。歌詞があんまり意味分かんないのが本当に好き。
あたしの熱いバーチャル活動!
ピンクるバーチャルPPH
ピンクるミラクルPPH
てぇてぇエモい世界のクエスト
ピンキーポップヘップバーン御来光
テンパるメンタルHit Ran Attack!
がんばるメンタルHit Ran Attack!
今宵またきみのそばにいさせて
こんないい歌詞あるのかよッ…御来光って言葉、意味はよく分かんないけど響きが気持ち良い。またサビの最後に突然昔のJ-POPにありそうになるのもカッコいい。
一曲通しても韻踏みまくっており、口に出すとすごい気持ちいいというのもあり、何度も聞きたくなる。
PVも無茶苦茶に良い。彼女が努力してお金ためたり人気になったりしてモデルがアップグレードされたりとサクセスするという内容の曲で、8bitっぽいアニメーションと3Dのダンス映像が組み合わさったものになっている。最初のサビでは表情筋がなく、白黒の世界にて無表情で踊っているのに、2番のサビでは稼いだお金ですべてがアップグレードされ、ピンクベースの世界できれいな質感で表情付きで踊っており泣ける。
バーチャルリアル - あいがたりない(feat. 中田ヤスタカ)
https://www.youtube.com/watch?v=FAy3IQvHT4Y
TVアニメ「バーチャルさんはみている」オープニング曲(第7話~第12話)。アニメの方は途中で見るのをやめてしまったので文脈とかはなにも言えないのだけれど、曲については本当に気に入ってしまった。
中田ヤスタカのサウンドはジャンルの100%のエッセンスを掴めているわけではない印象なんだけど、うまく自分のサウンドと結びつけててすごい。
メロディもとても良いのだが、歌詞が特に気に入ってる要因。
おかえり いつもいるよ
怒ったり しちゃダメだよ
泣いたり してもいいよ
止めない 逃げてもいいよ
どういう曲なのかはよくわかんないんだけど、↑のパートで「ダメ」なぐらいやさしいのがなんか気持ち悪い心地よさがあって聴くのをやめられない。
Kizuna AI - AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)
こちらもバーチャルさんは見てるのOP。本編については前述の通り。
これも同じように歌詞が本当に気に入ってる。僕は中田ヤスタカの歌詞が好きっぽいな…。
サビの「ちゅめて ちゅめて」というよく意味わからんけどかわいい響きのワードが、後半で「すべて 夢で」という韻で回収されるのが美しすぎる。子供っぽくて意味のないワードかと思ったら、純粋な思いがそこにはあったのか、と感嘆するような…。まあこれは勝手に僕が思ってるだけだけど。
あと映像が素晴らしい。近年バーチャルに関するコンテンツが非常に人気になっている中、このPVはバーチャルの存在と人間の存在が楽しくダンスしている映像なのだが、テクノロジーと表現の限界によってやはり画面という壁を超えることができない断絶があるという要素を映し出しており、とてつもない寂しさを僕は感じた。最初は現実世界にモニタがあり、そこの中にキズナアイさんというバーチャルの存在が映るという形の表現をするのだが、最後の最後で一瞬「ついに現実世界とバーチャルの彼女が同一世界に存在できたか…?」と思わせる演出がある。しかしカメラが引くとそれは逆に現実世界をヴァーチャルの世界から映したモニタでしかなかったという、やはりどちらの方向からも壁があるという事実を突きつけられる感じの映像になっておりとても切ない。
そんな中でもインタラクティブなアクションをとろうとするのも健気だし、この壁をいつか破壊しようという思いも感じる。
↑これは勝手に感じてるだけ
コーロまちカド - よいまちカンターレ
https://youtu.be/lr4Dkwoims0?t=74
個人的に一番アニソンっぽい曲だった。
かなえてよ
全開だわ タイヤ背負う いっぱい
Warning まだ 危機管理エンジョイ
とりどり咲いた色 キャンバス駆け抜け
Sunset だわ 考えてばかりじゃ
そう 前へ!
ほら どんな色だって夢かさねて
もっと遊ぼうね
この曲も多分歌詞がカオスだから好き。でも最後に「もっと遊ぼうね」というこれ以上にない純粋な願いで締まるので泣ける。映像込みで。
このアニメは本当に素晴らしかった。最後が不意打ちだった。僕はこういうのに弱い。
柊かえ - ガジェットはプリンセス
https://www.youtube.com/watch?v=rFBcgVmxbL0
Re:ステージ!の楽曲。作曲がsasakure.ukさんなのがずるい。中学生の時sasakure.ukさんの曲ずっと聞いてたからそういう部分がかなり反応してるんだと思う。Future Bass的なハーフテンポのグルーヴとJ-CORE的な4つ打ちのグルーヴが切り替わるのが良い。とにかくメロディが好み。
Luke Warm - Brockley Spears
Luke Vibertはやっぱ天才だなあと思った曲。ジャンルはヒップホップに入るのか…?ちょっと何もわからん。サンプリングベースで原曲の良さというか暖かさを一切殺さずに作っているのを感じる。
太めのサイン波ベースが安心感あり、自然に一瞬3拍子になったりと超テクニカルな一曲。ばりすいで最初に紹介した曲。
Deformer & FFF - Lose Your Mind (feat. Shaydie)
ジャングル作りそうな二人の組わせのハードコア。
四つ打ちの1991年っぽいハードコアテクノから始まり、キックがガバキックになりブレイクビートハードコアにもなるというありそうでなかった全部のせの一曲。びっくり楽曲賞。
2 Bad Mice - Hold It Down (HUD Rerub)
2 Bad Miceネタ。ハードコアに先祖返りしたハウスって感じで最高!
pengaton - Good Time
フットワークだが荒々しさが少なく超丁寧でテクニカルな一曲。メロディアスだから多分インターネットの人好きそう。実際サポーターはよく見るアイコンばかり。
pengaton、オシャレ感とダンサブル感の塩梅がかなり独特ですごく気に入ったのでたくさん曲買った。
Matt Whitehead - A Is For Acid (Perc Redux)
アシッドテクノ?アシッドがユニゾンしててめちゃくちゃビビった。こんなのありなのかー!!メロディが怪しすぎてもうこれだけで2019年のトップ楽曲に仲間入り。アシッドテクノ全然持ってないけどいつかかけてみたい。
Maruwa - Cloudburst
ふわふわなアシッドハウス?あんまり疲れない心地の良いブレイクビートが軸のハウスが好きなんだけれど、それに優しいアシッドが乗ってて最高になっちゃった。ヘビーじゃない曲を聞きたいときにこれをよく聞く。フィルターでイン/アウトしてる音もすてき。
Maruwaは完全にわかっている人の音をしていて、31 Secondsもとても最高…。
Shadow Dancer - Matta (Album Version)
打って変わってダークなアシッドトラック。ジャンルはマジでわからん…。非4つ打ちでちょっとノリが普段聞く曲と違うこともあってよく聴いた。ねっちょりアシッドがかわいい。
NMESH - Mall Full of Drugs
NMESHさんはVaporwaveの人らしいのでその流れの楽曲っぽいが、ジャンルはよくわからん…確立されているジャンルなのだろうか?これはガッツリビートが乗っていてヒップホップっぽいし、実際歌詞が乗る。
かなり不安でダークなメロディが乗っててそこが最高なんだけど、途中からかなり怪しげなラップが乗り始めてそこからも超最高で本当に衝撃的な一曲だった。
他人が勝手につけたPVも超カッコイイので是非見てね。
nano神社 (✪㉨✪) - Welcome Aboard (Feat. waterfront dining)
↑と同じく、Vaporwaveにビートが乗ったやつ。シャカイチさんがミックスで使っていて本当に度肝抜かれた。偽りの夢みたいな感じがしてすごい心地よい…
UZI & ZONE-33 - SPACE TRIBE
2019年は高速化していないハードテックであるいわゆるトライブも聴いたのだけれど、ハマるきっかけはこの曲。
バウンシーでクリアでラウドなキックが最高。前半はバウンシーなリズムなんだが後半ではストイックな4つ打ちになって、「One Shot, One Kill」という声ネタが呪文のように続くのが良い。トライブは良い意味で地面タイプっぽい音で超最高。踊るのに向いている。
Teknambul - Sylenth
トライブは色々あるけれど、個人的にはメンタルトライブのようなダークなものよりもバカっぽいか、感情がなさそうなやつがすきで、これはドツボだった。BPMも早いし。
トライブすごく好きだけれど、近代のクリアなキックのやつが好きなので今の所昔の曲にハマるかわからない。もう少しdigっていく必要がある。
Rhythm Storm Vs Pita Atip - X-Kape From Da Back
トライブ。キックのピッチがめちゃくちゃ変わり、こんなのアリ!?となった。純粋な4つ打ちよりもトライバルなリズムのほうが好きかも?Crystal Distortion - House 2000がフィルにサンプリングされたりしていてトライブへのリスペクトを感じる。
Pattern J - Krush'N'Drums
Pattern Jのフレンチコア×クロスブリードスタイルの楽曲。結局ことしはこれだけだったな。。。もっと出してほしい。 220BPMなので爆速で気持ち良い。
2019年良かった音楽のはなしはこんな感じ!
就活
就活をした。始めるまでは本当に嫌だったけど始めてみたら案外僕は楽しかった。大きいところも小さいところも半々ずつ位受けたんですが、小さいところは最終面接でほぼ確実に社長が出てくるのが良かった。
見る業種にもよると思うが、社長になる人は流石に普通の人と一味違うと言うか、人を見る目があるんだなというのを感じたのが面白かった。大企業は何もせずとも学生がよってくるのに対して、中小企業/ベンチャーは必死に採用しようとしてくるというところもあって心象は中小企業/ベンチャーのほうがだいぶよく、僕のことをだいぶ深く理解理解してくれようとしているのを感じた。
これから就活する人はできればぜひ中小企業/ベンチャーも受けてみてほしいですね。
RTA
2019年の頭はRTA動画を見るのにひたすらハマった。正確にはRTA走者の生放送を見るのにハマった?
就活中は不安な気持ちがやはりあった事もあって、クリエイティブな活動に集中できなかった。だからこそ完全に受身の姿勢で楽しむことができる実況者を見るのは面白かった。特にRTA走者を見るのは面白くて、何度も同じステージを繰り返しているのを見る過程で彼らがどういう目的でこういう行動をしているのか、というのを見れて面白かった。
またRTA走者は非常に向上心が強いというのも素敵だった。常に自分の結果に満足せず、より正確な操作を求め、より最新のルートを探求し続ける姿は心を打つものがあった。
RTAのイベントに実際に足を運び生でRTAを見るのはとても良かったのでまたやっていきたい。
ゲーム
例年に比べてゲームを多くした。と言っても、Switchのゲーム(ブレスオブザワイルド、カービィスターアライズ、FE風花雪月、ポケモン)ばかりだけれど…。
これまで据え置きゲーム機を購入してこなかったから、僕にとっては結構大きな決断だったかも。ただしこれはとても良い決断であった。
ブレスオブザワイルドは本当に魅力的なゲームだった。こんなにドキドキしたゲームは本当に久しぶりで、幼稚園の頃に友達の家で「ジャックXダクスター 旧世界の遺産」というゲームをプレイしたときの記憶を蘇らせた。どこに強い敵がいるのかもわからないし、いつ道具が壊れるかもわからない。ただ漠然とした目的の中で遠い地を目指す…そして最後はスタートの時点で見えていた明らかに恐ろしい城に足を運び入れるというすべての流れにとても感情移入した。
ここ数年は色んなゲームをやってもあくまで「ゲームの中の世界」として消化していたが、ブレスオブザワイルドは心の底から感情移入し、一歩ずつ一歩ずつ世界を広げていけたから圧倒的な感動体験であった。
おそらく今プレイし直しても十分に楽しいであろうことがすでにわかっているからポケモンが落ち着いたらまたやり直したい。続編がとても楽しみだ。
おいしいもの
2019年は美味しいものを食べる喜びを強く感じれるようになった。 ごはんがおいしかった!!!!最高!!!
TOKYO GABBERDISCO
未だ全く消化しきれていない。慣用句の「夢のような時間だった」ではなく、比喩表現として「夢のような時間だった」。
オタクの表現で恥ずかしいけれど、タイムテーブル込みで余りに完璧だったためまるでアニメを見ているようだった。アニメの世界は閉世界だからこそ尊く、純粋無垢で、不変で絶対的な美しさがあると思うんだけど、僕の中ではそれに匹敵するぐらいあの時間は完璧で理想な時間だった。
ここ4年ぐらいで一気に多くの人と関わるようになったんだけれど、その中で出会った大好きなみんなが集まってくれて、しかも朝から晩まで僕と同じようにずっとみんなが踊り続けてくれたのはみんなが僕と同じ感覚を持ってくれていたってことを目の前で証明されるような感じで、4年間がすべて結びついたような感覚だった。
スピフリ先生は僕にとってほんとに最も素晴らしい完璧な存在だったからこそ、今回のパーティで色々と喋って彼も僕らと同じ人間なんだな、と強く感じることができてよかった。中学時代の僕にとってDJ SHARPNELさん、DJ TECHNORCHさん、Loctekさん、スピフリ先生は本当に全員神に等しい存在で僕らとは同じ地球の人じゃないぐらいの気持ちだったんだけど、嬉しいことに彼らとお話する機会をここ数年で一気に獲得できたため、彼らはもちろん素晴らしいクリエイターなのだけれど普通の人でもある、という事実を実感できたのは僕の大学4年間における大切な経験だったかもしれない。
散漫とした文章なのでいずれまた追記するかも。
総括
2019年の総括だけど、大学の4年の総括という感じの年だった。
僕は大学でサークルに入らなかったという事もあっていわゆるキャンパスライフ的なのは一切謳歌できなかった。でも僕にとってはほんとうにすてきな4年間だったと自信を持って言える…!
今年から社会人になるけどみんなよろしくな!