2020 6月 良かった曲
6月の良かった曲です。ほぼBandcampの紹介みたいなもんだけど…。
- Yung Acid - Soglasiye
- Rory Kelly - Rump Shaka
- Machine Girl - Infinite Potentiality
- BOOTY-BUSTER let me see you feel
- BC Rydah - Sunshine
- FFF - End The Talking
- Special Request - Spectral Frequency
- Sully - Vérité
- Sample Junkie - Get Fucked (JAKAZiD Remix)
- The Speed Freak - Everybody (Chryzis Remix)
Yung Acid - Soglasiye
ブレイクビーツ主軸の楽曲でコンパイルされたアルバム「We Hate Breaks!」収録の一曲。個人的にはどこかヒップホップを思わせるグルーヴとブレイクスが融合してるように感じてかなり良かった。
冷たいサンプルがそのビートの上に乗っかってかなり不思議な空気感を醸し出しています。
このアルバムは空間処理がかなり美しいqwqwqwqwa - Untitledという曲も収録されているので超おすすめ。左右に広げられまくって過剰に行き来するブレイクビーツに頭がおかしくなりそう。
Rory Kelly - Rump Shaka
ロンドンの新興レーベルDas Bootyの記念すべき初リリース。Footworkを始めとしたゲットーテック周辺が主軸のレーベルなのかな。
ゲットーテックと行っても一筋縄にアメリカサウンドをやるわけじゃなくて、きっちりイギリス的な音になってるのが面白い。
FFFとかがジャングルじゃなくてびっくりしたり、RRRitalinがフットワークっぽいリズムのトラックやってたりとかなり興味深い曲がいっぱいのおすすめの一枚。
中でもおすすめなのがこのRory Kelly - Rump Shaka。Blame – Music Takes Youを始めとした様々なオールドスクールアンセムを刻んで一曲にまとめてて、オールドスクールハードコアのファンはかなりニヤッとする一曲になってます。こんな刻みアリ!?ってぐらい刻んでて面白いです。
Machine Girl - Infinite Potentiality
マシンガールの新曲はまさかのオールドスクール系の曲でした。レイヴの魂を大切にしつつも、サウンド的にはシーパンクを思わせるきれいな仕上がりに。
変拍子の曲が多く、そういった新規性を追求するスタイル含めてLoneのGalaxy Garden思い出した。
Machine Girl、もうバンド路線しかやらないと思ってたから嬉しいですね…。
BOOTY-BUSTER let me see you feel
ゲットーテック系が主軸のアルバムの中に一曲だけ入ってたジャングルを思わせる倍速ブレイクビーツが入っていた曲。 vaporwave的引き伸ばしボーカル、それに対する倍速ビートを乗せるジャングル的な解釈、そしてゲットテック的な表拍で押し出される声ネタ…かなり絶妙なバランスだと思います。
BC Rydah - Sunshine
Vaporwaveを思わせる引き伸ばし系のボーカルとアーメンの組み合わせが最高!先ほど紹介したBOOTY-BUSTER let me see you feelに比べるとベース部分含めてガッツリとジャングルしてます。
スネアのピッチできっちりとグルーヴ作ってて正統派っぽさをきちんと残していて素敵。
FFF - End The Talking
FFFの2019年に出していたEP。全曲良かったけど特に印象に残ったのがこの曲。
最初はGold Chains And Travel Fox目当てに購入したんだけど、この無機質なメロディとヒップホップを思わせるハーフビートなドラムマシンの音を軸にして少し異質なジャングルに仕上がっているのが素敵。
アーメンとベースがガッツリジャングルのグルーヴなのであんまりヒップホップ的なグルーヴを感じなかったんですが、最後の最後でガッツリ半分のビートを感じさせるのが素敵。
Special Request - Spectral Frequency
ついにR&Sから出たSpecial Request!めっちゃ最高!!
非常に深くかかったフランジャー/フェイザー系の音がシンプルなアーメンにずーーーーーーっとかかり続ける”タメパート”が長く続いた後に声ネタとぶっっといベースが入る瞬間のカタルシスはかなり気持ちいい。
これだけで十分に評価できる曲なんですけど、最後のサビで突然美しい色をしたシンセがなってマジでびっくりした!!4分39秒もアーメンとベースと声ネタのみで貫いてきた曲にいきなりメロディが入って世界に色がつくこの感じ…流石に度肝を抜かれました。
Sully - Vérité
これは去年でた曲だけど購入したのは最近で、かなりヘビロテしてます。
Sullyの個人レーベルUncertain Hourから出ている曲ほどはディレイ・リバーブが深くないけれど、それでも十分すぎるぐらい特徴的なビートと空間処理をしているジャングル。
この曲はベースがかなり粘着質で、不思議な空気感を醸し出しているのが良い。個人的にはこのベースのメロディにサルバト~レの曲テラブレイクを思い出してしまいました。
このアルバムはこの曲以外もほんとに素敵な曲が多く、Clouds - Augullie2とかもおすすめなのでチェックしてみてくださいね。
Sample Junkie - Get Fucked (JAKAZiD Remix)
Sample Junkieの新EPのリミックスの一曲。Sample JunkieとRRRitalinはミュータントベースで攻める中、独特なUKハードコアにJAKAZiDがリミックス。
パワフルなベースとドンクベースが鳴り響く要素のカオティックさが楽しいです。あと2回目ドロップ前の「サンポージャンキージャカジッリーミックス!」って声ネタが最高にかっこいい。
The Speed Freak - Everybody (Chryzis Remix)
スピフリ先生の名曲The Speed Freak - EverybodyのChryzisによるリミックス。
サンプリングの嵐でカオスなトラックに仕上がることが多いガバディスコだけど、これはChryzis - Do Itを思わせるストレートな展開の曲。
ガバディスコのフォーマットでストレートな曲やってるのもすごい好きなので嬉しい。
この曲に関して言えば3:36からのオリジナルメロディが個人的に超最高で、メロディがなってる系のハードコアテクノで一番求めていた音!って感じで興奮しました。
ブレイクでのメロディ登場、ディストーテッドパートからのメロディ+四つ打ちの展開は完璧です。