2016 ベスト25
はじめに
もたもたしてたら2017年になってしまいましたが2016のベストトラックたちを公開します。1~25まで番号書いてあるけど特に意味ないので気にしないでください!
意外と長くなっちゃったんでとりあえず曲リスト書いておくので、気になる曲名コピペ→ページ内検索でコメントだけ読むとかしちゃってください。
☆2016 BEST 25
1, 中恵光城 - レイル・ロマネスク
2, Loctek - No Party for the Cat
3, DJ Snake & Yellow Claw - Ocho Cinco
4, JOYRYDE - THE BOX
5, Seek N Destroy - Wrap Stars
6, DJ Oguretz - Power (Ant To Be Remix)
7, goreshit - more rage!!
8, madmaid / hollow in the jungle
9, Operator S x Lux One x Daniela Rhodes - 24 Hours
10, Akamu & Abelation - Neuron
11, G-Buck - B.O.B.
12, Rawtek - Killa Sound
13, Dubloadz - What's Poppin? VIP
14, Wiwek & Alvaro - Boomshakatak Feat MC Spyder (Willy L3 Remix)
15, Aki - Kishi men
16, Gizmode - Shave Me Baby (Gotta Getta Crew)
17, The Speed Freak - Boombox (Mat Weasel remix)
18, Tanukichi - GET UR FREAK ON 2016
19, Loctek - Makiwari Kitchen Danmetsu Nidan
20, Lieber Bitter SampLinger - Re-Construction EX.001
21, lolicore_souko - KissMe!
22, 96-glass - loli disaster
23, P2PHARUHi - Connector
24, Suara - 星灯
25, Shisto - Far Away (ft. Skull King)
☆番外編 ベストマッシュアップ
るか・もな・どたま・しょうげん・わん from AIKATSU☆STARS! - Hey! WINNERS
☆2016 BEST 25
1, 中恵光城 - レイル・ロマネスク
「レイル・ロマネスク」は2016年3月にLoseからリリースされた成人向けノベルゲーム「ものべの」のオープニングテーマ。
本作品は田舎町を鉄道(やそれに関わるその他もろもろ)を用いて街を復興しよう!といった内容を軸に様々な人間模様が描かれる作品で、どこか懐かしい気持ちにさせられる。
「レイル・ロマネスク」はその作風をそのまんま楽曲にしたような印象を抱かせる。三拍子の軽快なリズムとどこか懐かしく寂しさを感じさせるメロディーと歌詞が大変マッチしており、非常に心地よく何度でも聞いてしまった。
かつて果たせなかった夢、過去においてきてしまったものを取り戻すために一歩踏み出すような歌詞が大変胸にしみるので、ぜひ歌詞と合わせて聞いてほしい!
2, Loctek - No Party for the Cat
2016年もいろいろな曲がリリースされていろいろなストーリーが各人のあいだで生まれているであろうけれど、2016年の僕の動向を語るのであれば絶対に外せないであろう楽曲がこの「Loctek - No Party for the Cat」。
フォロワーのみなさんには申し訳ないがこの曲に関しては僕がとにかく何度もツイートし、気が向いたら声ネタをツイートするなどの行為を暫くの間ずっとしていたため、多くのフォロワーが存在自体は知っていると思う。
本楽曲が収録されているCollision Collapse Connectionは「衝突・崩壊・結合」というタイトルからも分かる通りアニメ系のサウンドを分解し、(主に)高速サウンドに乗せた楽曲をコンパイルしたリリースで、LOLISTYLE GABBERSでは初の外部の人たちを集めたコンピレーションアルバムである。Ennnn、Loctek、Round Wave Crusher、Dustboxxxxとその筋の人からは一目置かれている重要人物だけでなく、AniplexxやP2PHARUHiなどの謎の新人らの楽曲も内包した、カオスとしか言えない内容でありながらも一度聞けば耳を離れない個性的な楽曲群たちが1つの方向性を示している面白いリリースである。
さて、本楽曲は続編やアニメの制作も決定した「ノラと皇女と野良猫ハート」の作中のセリフとふんだんに使用した楽曲である。このノラと皇女と野良猫ハート、もうとにかく文章が面白く、それらがハードテック系のサウンドに乗っているんだから愉快にならないわけがなく、最高にパーティで盛り上がる楽曲の1つとなっている。
実際に彼のライブが行われたWHATEVER WAVES 01で氏が本楽曲をかけた際には、(多分その場にいた誰もが予想しなかったであろう)コールが発生し、声ネタを全員で合唱(?)するという異常事態が発生した。多くのリスナーたちがこれらの声ネタを覚えていたのはノラと皇女と野良猫ハートのシナリオライターの「はと」さんの力量だけでなくLoctek氏の絶妙なセンスが光った結果であると多くの人が確信していると思う。
余談ではあるがこの楽曲のリリース以降多くのLoctekファンがノラと皇女と野良猫ハートを購入しプレイしたようだ。僕もその口であるが本作品にてサンプリングされているセリフ及びBGMが流れるとめちゃくちゃ反応してしまいとても楽しい気持ちでプレイできたので、本楽曲にハマった方はぜひプレイしてほしいと思う。面白いしかわいいしで最高です。
あと更に余談で申し訳ないのですが、ノラと皇女と野良猫ハートのシナリオライターのはとさん、僕が初めてコミケで買った同人エロゲー制作レーベルである「non color」のシナリオライターさんで、そのはとさんの現在をこの楽曲にて奇跡的に知ることが出来たのでものすごい感謝しています。
3, DJ Snake & Yellow Claw - Ocho Cinco
僕はあまりナウいEDM系のトラックを知らないのだけれど、これはすごいハマった!完成度がすごいです。
ボーカルチョップで作られた激エモメロディー→アラビックスケール+ハードスタイルキック→トラップという「ぼくのかんがえたさいきょうのTRAP」って感じの詰め込みっぷり。
Diplo - Set Me Free Feat. LIZを始めとしてトラップで途中に4つ打ちを挟むのは結構見ていて、特に似たような楽曲としてLNY TNZ & Boaz - Ravelordなどもあげられるけど、このOcho Cincoはそれらの決定版って感じのトラックでひたすらにクオリティが高い!
KSHMR & Tigerlily - Invisible Childrenといいこういう感じの中東?っぽいメロディー最近流行ってるんですかね。僕は好きなので嬉しいです。
4, JOYRYDE - THE BOX
流行のサウンドの中では一番僕に刺さるのがベースハウスなのですが、中でもやっぱりJOYRYDEはすごいなあと思わされた楽曲がこのTHE BOX。
レイヴ系のイントロから始まり、ドロップではトラップでよく鳴ってそうなブラス系の音を軸にリズムを取らせ、ラップ系の声ネタで更にノラせ、挙げ句の果てにはトラップの要素まで・・・と展開とアイディアが素晴らしい楽曲。
彼はとにかくアイディアの幅が広い。HOT DRUMではファンキーなドラムサウンドをたくさん聞けるし、FUEL TANKでは怒りの日を大胆にサンプリングしているのにも関わらずきちんとベースハウスのフォーマットに落とし込み、彼の色に染め上げている。
そして彼のすごいもう一つの点が世界観の構成である。彼は自身のYoutubeチャンネルに楽曲のMVをアップロードしているのだが、それの殆どが車の映像で構成されている。彼の車好きが伝わってくるし、それらの統一感が彼の楽曲を聞いているときにも思い浮かぶしアーティストとしての戦略の上手さに舌を巻いてしまう。ぜひ映像付きで彼の世界観を楽しんでほしい。
5, Seek N Destroy - Wrap Stars
ベースハウスをもう一つ。ベースハウスプロデューサーとしてはJOYRYDEよりも先に知ってハマったSeek N Destroyの楽曲。
本当にマッシヴなダブステップ等で使われそうなサウンド1つのみで、リズムを押し切る楽曲。JOYRYDEは比較的ベースラインハウスの色などを残していたりするが、この楽曲とかは完全にエレクトロハウスって感じの音で、僕はすごい好みでした。
これはもう2015になるのだけれどSeek N Destroy - We Wantとかの金属っぽいサウンドがすごい好きでそれ以降よくチェックしています。
なんかこの曲はそれにまつわるエピソードがあんまりなくて書くこと無いな・・・。
6, DJ Oguretz - Power (Ant To Be Remix)
つい昨日DJ TAKUMIさんのツイートで知った曲、知れてよかった!!!てかコレなければベスト25書かなかったかも(リストが消失していたし、あと1曲がなかなか決まらなかった)。
ギリギリ今年の曲で、ドがつくほどレイヴィーなサウンドとボーカルサンプルで非常に好み!これらはいわゆるブレイクビートハードコアって呼ばれているんでしょうか?僕の中では普通にオールドスクールレイヴとして分類されちゃっています。
2:21からピアノフレーズがブレイクとして挟まれてエモくなるんだけど、2:35からすぐにまたレイブスタブとブレイクビーツに戻るという展開が素朴でありながらクールすぎるしめちゃくちゃアガった!これはしばらくずっと聴くだろうなーって曲です。
DJ TAKUMIさん、この前のROCK UPでDJをしていて、ツボすぎてらりくまさんのDJを見に行ってきたのにらりくまさんのときすでにヘトヘトという惨事に。やっぱUKハードコアとかもかっこいいけどこの時代の雰囲気最高だよ!
こう言うの好きな人、BangFaceに行くと幸せになれるかもです。僕は来年友達と一緒に遊びに行きます。
7, goreshit - more rage!!
レイヴつながりってことでgoreshitのmore rage!!
2000年代のリリースの中で個人的に最も91年代っぽい音だなーって感じた一曲。もちろんレイヴスタブのオートパン、ディレイのかかり方、ベースなどの処理は結構現代っぽいんですが、0:55から始まるフレーズやシンセサウンドがめちゃくちゃレイヴっぽくてすごいびっくりした!
先程書いたDJ Oguretz - Power (Ant To Be Remix)のようなブレイクビートハードコア系のリリースは現在でもちょくちょく見るのですが、ここまで91年っぽい音が2016年に出るとは思わなかったのでめちゃめちゃ驚いてしまった。驚きのあまりgoreshitの手作りCDを買ってしまった。
goreshitは普段キャッチーな早回しブレイクコア(いわゆるダンスコアとかその辺)やってて、そっち方面から知ったのだけれど、nrrvシリーズでは一貫してクオリティの高いレイヴ系の音もやってて最高だな~と思う。
ちなみに僕のお気に入りは色々あるけどsuper specialとpost-modern weeabooです。聞いてね。フリーDLなので。
8, madmaid / hollow in the jungle
madmaidさんのジャングル!
ジャングル的なキモは抑えつつも非常に複雑なビートといかにもなシンセサウンドとレゲエのサンプルが非常に心地よく、本当に踊りたくなる。それに加え基本四拍子のダンスミュージックには珍しくなんと三拍子が挟まれ、全く飽きないアツい展開になっております。
本楽曲が収録されているGHz Junglismはクオリティはもちろんのことしっかり個性の出たジャングルがたくさんあってアルバム全体としておすすめなので是非チェックしてほしいです。
madmaidさんはマルチネから出ているWho Killed Rave at Yoyogi Park EPで知って、それ以降楽曲を追っているのですが、なんと僕と同年代!いみわからん!やばすぎる!
9, Operator S x Lux One x Daniela Rhodes - 24 Hours
すーごい聞いた曲の一つ。すごく恥ずかしい話なんですが、UK Garageがハウス系のサウンドと知らずにずっとスルーしてたのだけれど、僕が非常に好きな音だと知りとても驚いた。
digに際してsoundcloudからmix音源を見つけようとしてたときに偶然引っかかった一曲で色々聞いたけどコレが今のところ一番刺さっています。
展開の綺麗さと2:27からラップが入るのに惹かれた。ラップはいるUK Garageって珍しくない?そうでもないですかね。とにかく僕はコレが非常に気に入ったので今でもよく聞いています。
10, Akamu & Abelation - Neuron
またまた静かめな曲。ジャンル的にはヒップホップ?
コレもどこが好きかと言われるとなかなか難しいんだけどとにかく一つひとつの音が綺麗で、このベースの力強さとウワモノの雰囲気がとても好きでなんだかよくわからないけどめちゃくちゃ聞いた。めっちゃ箱で聞いてみたい曲の一つ!こういうののみをかけるDJとか一回見てみたいですね。
再生数10k超えてるし世界的には人気なんでしょうか?Akamuさんは後述のeth周りで人気な人っぽいのでチェックしてみてください。
11, G-Buck - B.O.B.
同じヒップホップ系のサウンドをベースにしてるとはいえあまりに雰囲気が違うやつ!
なんとなく一昨年のリリースってイメージが合ったけどぎり去年の曲です。大人気G-Buckの楽曲で彼の曲はリズムや声ネタのセンスが好きなんだけどこれは中でもいちばんリズムが好きなやつ。やかましすぎるキックの応酬とひたすら同じボイスサンプルで押し切るすごいトラック!
最近のトラップやダブステップはいかに意味の分からない音をだすか勝負みたいなところがあるが、この辺のトラックやGood Enuffのトラックは結構リズムで攻めてるトラックあって好き。
12, Rawtek - Killa Sound
さっき書いたGood Enuffからのリリース!
Rawtekはジャングルテラーでブイブイ言わせていたイメージがあるけれど、最近出している"SOM SOM"みたいなヤツのほうが好みなので嬉しい!
なんかこういうリズムの曲大好きなんですよね。Dubloadz - Froggerとかも似た雰囲気なのでもしかしたらコレ好きな人はこっちも好きかも?
13, Dubloadz - What's Poppin? VIP
さっき今のダブステップは変な音出したもの勝ちと書いたけれど、それの優勝候補の一つがこれ。もはやいわゆるワブルベースに思われるようなサウンドですらなくなんか変な音がポンポン言ってるだけのわけわからん曲だけどそれがすごいくせになる・・・リズも微妙にずれているのが非常に評価が高いです。ドロップ直前のサッサッサッサ・・・みたいなボーカルもなんかじわじわくるしでめっちゃ気が抜けるけど箱で聞いてみたい。VISIONとかで!
14, Wiwek & Alvaro - Boomshakatak Feat MC Spyder (Willy L3 Remix)
なんだか文章書いてて気が抜けてる曲だったので僕も気が抜けてしまったが、気を取り直して動物みたいな曲を。
これは普段はファンコットとか作っているWilly_L3の楽曲で、ジャングルテラーの名曲Wiwek & Alvaro- Boomshakatak ft. MC Spyderのリミックス。インドネシアではブレイクビートと呼ばれるジャンルでいいのかな?(ファンコット人の皆さん、正解がありましたら教えてください)ビートのノリがダブステップ等に比べて非常に優しく、すごく楽しく踊れる曲で大変オススメ。
多分流行りのダブステップとかその辺のサウンドをサンプリングしまくってるのでどこかで聞いたことある音が沢山聞こえる。3:04からはなんか突然Skrillex - Dirty Vibe始まるしでネタたっぷりなんだけど統一感のある一曲に聞こえるすごい曲。
まあ色々言ったけどリズムが好き!
15, Aki - Kishi men
2016年の楽曲を語る上で絶対に欠かせない一曲。若手ファンコッター"Aki"によるave;new feat.佐倉紗織 - true my heart(通称"きしめん")ネタファンコット。
本作品はニコニコREMIX(仮)という2016年伝説のリリースに収録されており、2016年一番聞いたファンコットのリリース(しかもフリー!)。まずニコニコREMIX(仮)は本当にとんでもないリリースで僕がどっぷりとニコニコ動画に浸かっていた時代の流行曲ネタのファンコット”のみ”で構成されており、すごいダメージを受けた・・・。
どの楽曲も非常にクオリティが高く、制作陣の殆どが若手というのもたいへん驚かされる。若手じゃない(と言うと失礼なのかも知れないが・・・)人たちは人たちではそれはもうすごい名の馳せたDJである。JMBSさん・・・彼はアイドルグループ超特急やhy4_4yhなどのメジャーリリースの編曲を担当していたり、オレンジレンジの公式Remixを手がけたりと、とんでもない人物である。Endro Chanは普段ファンコットを聞かない人にはあまり馴染みがないかもしれないが、インドネシア現地のファンコットDJチームであるNRCに所属する大物である。
さて、話がそれてしまったが、本楽曲は原曲true my heartへの愛情ももちろん感じるのだが、J-COREマニアの人ならビビッときたであろうとは思うがチリ在住のJ-COREプロデューサーSpy47へのリスペクトも感じる、ものすごい楽曲なのである。
こちらの楽曲をお聞きいただきたい。これはSpy47の代表作で、きしめんハードコアという名前でヒットしたきしめんネタのJ-COREで、日本人よりもJ-COREしているのでは?と思わせるオリジナルメロディーが多くある。
AkiさんのKishi Menはそのオリジナルメロディーを取り入れており、僕らみたいなJ-CORE老害には本当に、本当にぐっと来る曲である…。
Akiさんは非常に僕の好きなネタのファンコットを作っており、なんとファミコン宇宙人(imoutoid)の作った夢想歌と鳥の詩のマッシュアップ、夢想の詩ネタのファンコットもリリースしており、こちらもここからフリーDLできる。ファンコッターの方も、アニメリミックス系が好きな人もぜひチェックしておりてほしい。
16, Gizmode - Shave Me Baby (Gotta Getta Crew)
今年よくお世話になったブレイクコア邪神イチオシアーティストGizmodeのレイヴコア。タグが"Ravetek"となっていることからもわかるようにレイヴコア×ハードテックな4つ打ちメインの楽曲。
レイヴィーなピアノがすごいレイヴ感を出しているが、ピッチがすごい勢いで下がったりあがったりするタイプのシンセ(伝われ)がめっちゃ好きなのでそういう点で非常におすすめな曲。非常にテンション高めなアゲアゲな曲なので、この前Dimensionできいたときめちゃくちゃになったし、邪神さんもめちゃくちゃになってて面白かったです。
17, The Speed Freak - Boombox (Mat Weasel remix)
初めて聞いたときめっっちゃびっくりしたやつ!
展開も無茶苦茶だし強すぎるキックベース、声ネタのピッチがアガったと思ったらいつの間にかメロディーになってるしなんじゃこりゃー!って曲。途中でブレイクコアみたいにブレイクビーツがすごい勢いで刻まれたりパン振られたりであまりにとんでもない曲。
僕はFant4stikみたいな曲よりこういう雰囲気のほうが好きなのでたまにでいいのでこういうの出してほしいですね。
本楽曲が収録されているWTR!? (WHAT THE REMIX !?)はお友達のDustvoxxのリミックスが初めてフレンチコアの大手Audiogenicからでたリリースということで非常に思い入れがあります。チェックしてね!(マーケティングではありません)
18, Tanukichi - GET UR FREAK ON 2016
チェコで活躍中の日本人ハードテックDJ"Tanukichi"さんの名曲、GET UR FREAK ONの2016年アップデート版!
オリジナルも好きだったのですが2016はオリジナルよりも遥かに好きで、音圧、展開、メロディーともに完成度がバッと一気にアガった曲。とにかくハッピーでレイヴィーなメロディーとラウドなサウンドが印象に残る曲!多分フロア映えがすごいだろうな~と思うからとにかく箱で聞いてみたい!またTanukichiさんが来日するのが楽しみですね。
ちなみに本楽曲が収録の侍Speed Beatsはアルバム通しての統一感がすごくておすすめです。とにかくポジティブなサウンドで埋め尽くされていて、聴くなら最初から最後まで聞いちゃいたい雰囲気してます!ダスボやLoctekさんとのコラボトラックもありとても良い。
19, Loctek - Makiwari Kitchen Danmetsu Nidan
Loctekさんのサガフロ2ネタハードテック。ベースの気持ちよさや激しいBPM変化をしているのに全く違和感無いLoctek氏のパワーを感じて初めて聞いたときから好きだったけれど、フォロワーさんと話してもっと好きになった曲。
この楽曲はサガフロネタでありながら、何故かノラと皇女と野良猫ハートのボイスサンプルなどが使われている。最初コレはただ氏が当初ノラととにハマっていたから使用していただけと考えていたが、一緒にクラブに行くフォロワーさんとお昼ごはんを食べているときに「あれらのセリフはプレイ中のプレイヤーの感情を代弁しているんだよ!ラスボスのエッグは本当に強くて、正座しながら手に汗を握りプレイしてギリギリで倒すような相手!」と言われて非常に衝撃を受けた。
確かにそう言われるとこの楽曲内でゲームのSEがなり、一件何の脈絡もないギャルゲーのセリフが使われることもしっくり来る。つまりこれは「ゲームネタ」の楽曲ではなく「ゲームプレイ中のプレイヤー」ネタの楽曲であり、ゲームの世界により深く引きずり込む楽曲なのだという解釈ができる。
僕はこれまでゲームネタのリミックスは多く聞いてきたがゲームの世界に没入させるタイプの楽曲には初めてであった。これは彼が意図して作ったものなのかは僕には分からないが。
ブートレグ/サンプリングは愛と言われるが、それをここまで強く感じた曲はこれまでになかった。愛のあるサンプリングの象徴的な楽曲の決定版として僕の心に刻まれた一曲。
20, Lieber Bitter SampLinger - Re-Construction EX.001
僕の最も好きなDJ、LoctekとLOLIPOの最強ユニットLieber Bitter SampLingerの楽曲ということで、ワクワクしながら聞いたのですがもう本当に吹っ飛ぶかってくらい衝撃的な曲でした。
何に衝撃を受けたって、もちろんサウンドも展開も何もかもいつものLBSの衝撃的すぎるもので心を躍らされたが、何よりもサンプリングネタである。途中に「ウルトラスーパーハイパーミラクルロマンチック」なども若干挟まれるが主に2曲から構成されておりそれらのチョイスがなんと「ハナマル☆センセイション」と「true my heart」!AkiさんのKishi Menの項目でも語ったけど僕はこの時代のニコニコに育てられたと言っても過言ではないため、もうほんっとにびっくりして頭がどうにかなりそうでした。
しかも面白いのが一時期ハナマル☆センセイションのパクリ元として騒がれた「Offspring - One Fine Day」がサンプリングされていて、その後しれっとハナマル☆センセイションが始まるという展開の強さ。もうとにかく色々詰め込まれていて非常に濃厚な三分半である。まだ聞いてない人いるの!?絶対聞いて!!!!!
21, lolicore_souko - KissMe!
これはロリコアって言っていいのか!?僕はあまりロリコアというジャンルに精通していないのでここではジャンルについてとやかく言うつもりはないです。
さて、本楽曲はハードテック的なキックベースに、桜TrickのOP”Won(*3*)Chu KissMe!”の早回しに乗ってた楽曲で、「ナイトコア×ハードテック」のような印象を抱いた。
そもそもWon(*3*)Chu KissMe!はもともとなんか古臭いような雰囲気を思わせるメロディーとシンセフレーズで多少印象に残っていた。そんな中突然現れたこの楽曲に気付いたのは発表から二年後であったが、あまりに好きすぎてlolicore_souko氏に「好きすぎるからフリーDLにしてくれ!頼む!」と頼み込んで2016年にフリーDLになった。ありがとう!!
あまりの嬉しさから何故かDJをすることになってしまったDUGEM BAYANGANではコレをかけました。最高!皆聞いてね。
22, 96-glass - loli disaster
ロリコア詳しくないのでよくわからないのですがこれもロリコア?
2016年最強のブレイクコアの一つだと思ってます!過激すぎるmashcoreのReizoko Cjの血を受け継ぐ96-glassさんのアツい一曲。
Reizoko Cjの楽曲はすごい好きだったのですが、僕的には実は若干踊りづらかったです。しかし96-glassさんの楽曲はReizoko Cj的なエッセンスはちゃんと受け継ぎながらもすごい踊りやすいリズムになっており本当に気に入っています。
Reizoko Cj的な音を求めているのであれば、miso-nicomi recordsの楽曲は要チェックです。特にhack 2 the breakはDJKuraraさんのXart Xof PalがReizoko Cj的なマッシュコアの色を持ちつつも彼の得意とするRavecore的なサウンドも含まれており、間違いなくハマるでしょう。このアルバムはアーメンパンクやきれいなブレイクコアなど様々な作風を楽しめるので非常におすすめです。
またその最新作の味噌汁 vol.1はnyasoさんの響け!スク〇レックス!というスクリレックスネタのマッシュコア的ハードテックや、Lzieさんの"せかいにさよなら(Nightcore Amen Mix)"というエモすぎるトラックもあり非常におすすめです!全体的にアーメンの刻みのクオリティが上がっており、次回作が今から楽しみな一枚になっております。
23, P2PHARUHi - Connector
LOLISTYLE GABBERSの"Collision Collapse Connection"に突然姿を表した謎のクリエイターP2PHARUHi氏の楽曲。
140程度?の遅めのBPMとシンセサウンドに合わせてアニメのボイスが刻まれたパートから始まるが、突然BPMが上がり某echDiffの某楽曲の刻まれたビートに何言ってるのかわかる声ネタとわからない声ネタが入り交じるカオスなパートが始まるヤバすぎる曲。この曲のグリッチ感が個人的にすごく好みで聞きまくった。
楽曲の締めはそのまま次の曲"Aniplexx - Phantomplex"につながっており、謎のアンビエントにつながる。僕はこの曲に関してはConnectorとPhantomplexは繋がった一曲として認識しており、まとめて一緒に聞くことが多い。
CCCは個人的にものすごい気に入っているCDであり、RWCのXXX Da Pyon!もボイスサンプルの使い方が非常に好きで何度も聞いた。RWC、女の子が苦しむ感じの声のサンプリングが多く、(曲調が好きなだけあって)辛かったが最近のはかわいくて楽しいサンプリングが多くて大好きになった。RWC, marry me?
24, Suara - 星灯
うたわれるものシリーズの最終作、「うたわれるもの 二人の白皇」のオープニングテーマ。
去年も同じようなこと言ったけどこの曲も思い出補正無しで語れるか!?といったら全くそんなこともなく、とにかく僕の個人的な思い出が詰まってて、その上で評価している。テクノウチさんの読む音楽でも書いてあったけどジャケットとかそういうの含めて音楽なんだよ!というスタンスですね。
さて本楽曲ですがどこが好き?って言われたらメロディーが一番好きですが、歌詞もすごい好きです。というかうたわれるものの楽曲(特に偽りの仮面以降)はプレイ後は非常に味のある歌詞に感じられ、ネタバレになるので言えないけど「不安定な神様」とか全部プレイした後だと、「ああ、そういうことだったのか~」ととても納得します。皆プレイして!!!
僕はこの歌詞にうたわれるものの様々な人間関係が詰まっていると感じました。ハクとオシュトル、ハクとクオン、ハクとネコネ、そして”ハクオロとエルルゥ”など・・・。何を語ってもまあそれは推測の域を出ないしのであまりゲームとの関係性は書かないけれど、本ゲームをプレイした後に聴くこの楽曲を始めとしたうたわれるものシリーズの楽曲は格別です。プレイ後!!!「うたわれるもの 偽りの仮面&二人の白皇」歌集(初回限定盤)を買ってくれ!頼む!!!
25, Shisto - Far Away (ft. Skull King)
自分は基本的に感動系のメロディーとかがあまりしっくり来ることがないが、大体1年に3曲程度非常にメロディーが刺さる楽曲がある。そしてそれらの楽曲の評価は普段聞いているような音/展開が好きな楽曲よりも印象に残る。
この楽曲はその一つでアメリカ在住の(確か)17歳、"Shisto"が若手が制作したインスト系ヒップホップを多くリリースする"eth"からリリースした楽曲。
Flying LotusらがリリースするLAビートはビートも上モノもリズムがクオンタイズされておらず非常にブレブレなのだが、それらが生み出す素晴らしいグルーヴが評価されている。Shistoのこの楽曲はビートはきちんとクオンタイズされているが、ウワモノのリズムが若干ずれており、そこで気持ちのよいグルーヴが生み出されている。僕はFlyloのような楽曲も好きだがShistoぐらいのずれ方のほうがツボで、この楽曲はそういう意味でまさに探し求めていたものであった。
非常にわかりやすい寂し目のメロディーでグッとくる。
ethのメンバーだと"exyle"の楽曲も大変好みである。なんか不思議な雰囲気。
https://soundcloud.com/iamexyle/i-love-you
総評
「お前今年対して曲聞いてないだろ!」って言われるとぐうの音も出ません。なんやかんや言ってやること結構あって意外と忙しかった・・・ってのは言い訳に過ぎず、じゃあ何やってたかというとエロゲーばっかやってました。
2017年はたくさん曲聴くぞ!
☆番外編 ベストマッシュアップ
るか・もな・どたま・しょうげん・わん from AIKATSU☆STARS! - Hey! WINNERS
アイカツの曲にラッパーの声乗っけたやつ。全然違和感なくてすごい。楽しい気持ちになるしオリジナルよりも好き。